「この前日本に行った時に鮨屋に入ったら高くてびっくりした」と、をば1。
女3人男3人で食事をすることになり、ナクチポックム(タコの辛子味噌炒め)と刺身の盛り合わせを注文した僕たち。刺身が出て来た時に、このをばは日本の鮨屋のことを思い出したわけである。
「韓国に比べたら日本の鮨屋は安いですよ。僕は日本に行ったら毎日鮨屋に行く」
「うそ。高かったわよ」
「大体、海外に行ったら、食事する時は現地のサラリーマンの後をついて同じ店に行けばいいんだよ。そうするとそこは安くておいしい店なの」
「そうだよな。俺らはガイドブック見て行くから高い店になっちゃうんだろ。杉山は日本人だから日本の安い店知ってるんだろうな」
てな話になったのだが、肝心のこの店の料理はどうだったのだろうか。ナクチポックムは70点ぐらいで、悪くはなかった。刺身の盛り合わせはよくある「なんちゃって」ではなく、このレベルの店にしてはちゃんとしていた。ひどい店だと盛り合わせなのにほとんど平目だったりするのだ。
しかし、この店、最初にナクチポックムを出してその後に刺身を持って来るってのはどうしたもんだろうか。刺身というのは言ってみればシーフードサラダであるからして、最初に持って来るべき料理である。ナクチの方は火を使った料理だし、味付けも濃いのだから、刺身よりも後であるべきであろう。
「ウチの下の娘は留学に行かせるつもりはなかったのよ。そしたら<お母さん、今は円が安いから留学に行った方がいいよ>と言うんで、それもそうだなと思って留学させることにした。そう決めたらお父さんに<なぜそんなことを勝手に決めるんだ>って怒られて…。でも今は留学させてよかったと思っている。なにより娘が自信を持つようになってよかったし、それを考えると5,000万ウォンは安いと言えるでしょ」
[2008-04]