(株)韓国月桂冠は日本の清酒や焼酎を輸入・販売している会社である。
「ここ、小売もしてますか」
「はい、してますよ」
「友達が日本の焼酎を飲みたいっていうんで、来たんですけど」
「はい。こちらに商品サンプルがあります」
「はー。商品のリストはありませんか」
「リストはこれです。すみません、値段の入ったリストはお渡しできません」
「そうですか。じゃ値段をメモしていきます」
「どうぞ」
「韓国では甲種乙種って言わないんですか」
「そうは言わないですね。希釈酒、蒸留酒と言ってます」
「韓国人は日本の焼酎嫌いでしょ。匂いがあるから」
「最近は焼酎を求めるお客さんもいますよ。でも値段が高いんですよね」
「値段が高いとは?」
「清酒に比べて割高になってしまうんです」
「なぜ」
「アルコール度数が高いと関税が高くなるんですよね。だから焼酎は韓国に入ると高くなるんです。好きな人はいるんですけどね、値段が高い」
この時、同じフロアーのテーブルから「そうですよねー。関税○%、酒税○%、教育税○%という具合ですからねー」などという声が聞こえてきて、思わず聞き耳を立ててしまう微ニ入ル子。
「ここにある商品は全部ホームページにも載ってます?」
「はい載ってます。あ、××、ご存知ですか」
「知ってますよ」
「あそこの人にここの値段言わないで下さいね」
「アイゴ。そういうことは皆知ってるでしょ。あそこは配達もしてくれるんだから、ここよりは高いのは当然でしょ。デパートは値段高いけど、サービスはいい、そういうようなもんでしょ」
韓国で日本の焼酎を飲もうとすると2〜4倍(?)の金がかかる。当然のことながら、一番利口なやり方は酒を一切飲まないことであろう。
[2008-03]