男A、男B、男Cの3人が夕食を摂っていた。このうち、日本人(杉山)は男Cとする。
男A「ウチの父親は第二次世界大戦の時に、日本の長崎の大学に行ってたんですよ。それで、赤痢にかかってしまって。当時は赤痢が結構あったんですよね。それで原爆が落ちる数日前ですよ、密航で釜山に帰国したのは。
帰国して、祖父の財産は伯父が全部引き継いで、父親は公務員になった。それで私を産んだんですね」
男B「ウチの兄貴は日本人の友達がたくさんいるんだけどさ、そのうち二人は韓国に帰化してる。一人は日本人の妻が死んで、韓国人と再婚。××市に土地を買って住んでるよ。もう一人は黄昏離婚(熟年離婚)。離婚して韓国に来た」
ああ、違う。本当に書きたいことはこれじゃないんだ。
と言うと?
この食事の後、カフェ(女の子のいる店)に酒を飲みに行ったんです。そこで男Bが昔の芸能界のドサ回りの話をするわけですよ。
男B「その頃はさ、地方のステージがあって地方に行くだろ。そしてヨグヮン(旅館)で寝るんだけどさ、ヨグヮンにいるアジュマ(おばさん)が当時はチョーバアジュマって呼ばれてて、まあ誰にでも与えていた。要求されれば誰にでも体を与えていたんだよ」
女「あ、だから『チュオバアジュマ』って言うんだ」
あははは。この女の子の納得の仕方がすごいでしょ。
まず、チョーバの語源は明らかに日本語の「帳場」ですよね。
次に、させ子おばさんにニックネームをつける場合、「チュオバおばさん」ではおかしい。チュオバは要求する側のセリフ「よこせ」です。なので、もしニックネームをつけるなら、「チュルケ」「チュッケおばさん」(あげるわよおばさん)などとすべきでしょう。
しかしそれにしても、この日のやりとりで「帳場のおばさん」という言葉が自分の中でNGワードになってしまいました。日本の旅館に行った時に「帳場」と言っただけで「→チュオバ」と脳内変換し笑ってしまいそうで怖いです。
[2006-12]