「私は軍隊に行って来てから司法試験に合格して司法研修生になったんですけどね、普通の人は司法試験に合格した後で軍隊に行ったんですよ。それで、軍隊入隊でソウルから地方に行くじゃないですか。そうするとどの地域にもタバン(茶房)があって、そこでアガシを紹介されるわけですよ。
―― それは結婚相手ってことで紹介されるんですか。
「そうですよ。だから地方地方には先輩がいて、タバンに注意しろって言ってくれたようです。
―― そのアガシってのはタバンのママの娘なんですか。
「それはよく分からないけど、マダムの娘だったりタバンレジだったりじゃないですかね。
―― タバンレジですかあ。
「その他は家庭教師が多かったですね。家庭教師をしている家で、その教え子の女の子とくっついてしまうっていうパターン…。今は絶対ないでしょ。今は、5歳違えば話が合わなくて結婚できないっていいますからね。家庭教師と教え子じゃあ年齢差があって無理でしょうね。
私の頃はやっぱり先輩に忠告されましたよ。家庭教師しているところの教え子とお母さんには気をつけろって。
「あとは下宿している家の娘と結婚するケースですけど、今はまあ下宿が少なくなってますからね。
―― 今の大学生はワンルームに住んでたりするし。
「昔の方がいろいろ面白かったです。
そう、確かに昔の方が面白かったのかもしれない。
家庭教師→その家の娘と結婚、というパターンの他にも、家庭教師→その家が留学に行かせてくれる、のようなパターンがあって、しかしこれらは実態なくなって、現在50代以上の人たちの思い出の中だけにあるものなのかも。
今は、家庭教師して金もらって、そこで関係が終わるんでしょうね。(←多分)
[2006-09]