あなたたち!
まぐろのお刺身が切実に食べたい時にはどうすればいいかという命題があり、かつその命題に迅速に答える必要があったとすると、先生の場合は「トンウォン(東源)チャムチを代表とするまぐろ屋に入る」とささっと回答すると思います。この回答で90点はとれます。
このトンウォンチャムチは昼のメニューとしては「まぐろの握り」「まぐろの刺身定食」などがあり、夜は刺身の盛り合わせでお酒を一杯するところです。お昼でも一人1万ウォン〜ってことで、やや高めです。この店の特徴はインテリアに清潔感があり、店が広く、店の広さに比べお客の入りがイマイチなので寒々した感じがするってことでしょうか。このまぐろ専門店がいつからあるのかわかりませんが、1990年ごろに誕生したのかもしれません。
このまぐろ屋の変化形が、「トクト(独島)」を代表とする「まぐろ食べ放題屋」です。昼は上のまぐろ屋と同じなんだけど、夜は18,000ウォン〜ぐらいで、お客がストップをかけるまでまぐろの刺身が出てきます。
韓国はカウンターの店があまり多くないんですが、このトクトは板前さんとの対面式。そして、個室はほとんどなく、友人同士で気軽に一杯って感じで使われているんだと思います。
さあ、ここまでは基本情報ですが、先生が推薦するのは地味系の「インディーズまぐろ屋」です。
地味系というより、チェーンではないので「一期一会」って感じで出会いを大切にしようねってことかな。光化門の「地中海」、木洞の「島」などがインディーズ系なんだろうけど、板前が厨房からサービスの刺身を手づかみでテーブルまで持って来たりするのがなかなか面白い。
「地中海」も「島」も混雑時は席がないことがあります。まあ、「お客さんは正直」ってことよね。
馬鹿じゃねえの、まぐろばっかりじゃ飽きちゃうじゃん、と思う人もいるはずよね。
そういう人は鮨屋に行くことになるんだろうけど、鮨屋には大きく分けて回転系と非回転系がある。
先生の場合、回転系にはあまり興味はないし、韓国では回転系のノウハウが発達していないようなので、非回転系をおすすめしておきます。
例えば東橋洞の「SUSHI GEN」なんかはなかなかいいんじゃないかな。
先生はこのビルの1階にある銀行の兄ちゃん(フロアーの雑事担当者)と次のような会話をしたことがあります。
「このビルの地下にある鮨屋は美味しいのん?
「お客様、私は営業です。営業の人間はそんな質問に答えられません。
「言い方がいくらでもあるでしょ。『イカがとても美味しいですよ』のように。
「例えば『この近くの美味しい店はどこですか』だったら答えられます。
「この近くの美味しい店はどこですか。
「『SUSHI GEN』です。
うーん。こう書いてみると、この兄ちゃんは気が利いているのか利いていないのか、なんだかよく分からないわね。
いずれにしても、鮨屋は回転系でも食べ始めるとどうせ2万ウォンぐらいになっちゃうので、それならこの店で十かん2万ウォンのセットを頼んだ方がいいというのが先生の意見です。
この店に行った時、たまたま(?)ご飯がしっとりとしていなかったんだけど、この店のことをボロクソに言う人は多分いないはずです。
まぐろばかりは嫌だよってことで、いわゆる「刺身屋」に行くこともあると思います。この代表選手は「釜山フェチブ」のようなところでしょうね。
でもここは刺身というより生の魚が切り刻まれたものが出てくるところで、それに酢唐辛子味噌をつけてゴマの葉に包んで食べるのがデフォルトのところで、「なんのこっちゃ」の世界。先生は好事家以外にはおすすめしたくありません。
金額的には前出の「まぐろ食べ放題屋」よりも安いです。
まぐろ、刺身、鮨を食べるところとしては、いわゆる「日式」もありますが、これはどうかな。
接待用として使われることが多く、「リーズナブルな店」はほとんどないはず。
まあしかし、最近はカルビでも一人前4万ウォン近くしているわけで、これ考えると、接待する時はカルビ屋よりも「日式」の一人5万ウォンのコースの方が安上がりかもしれないわね。
さあ、そして最後に出てくるのが、日本人が経営したり調理をしている店ってことになるんだけど、これについては一般の日本人が情報を持っているので、先生がここで色々書く必要はありません。
日本人が関係していることのメリット/ディメリットは何か、みんなで考えてみましょう。
[2006-03]