あなたたち!
去年の暮ごろ、40代後半のをぢ、をばと昼食をとっていた時に、をぢが魚肉ソーセージを炒めた料理が出てきたのを見て「これ、もう一皿持って来て」と従業員に言うので先生は呆れました。
先生の場合、もともとハム・ソーセージの類はあまり好きじゃなく、その上に魚肉ソーセージは豚肉ソーセージの代替物と認識しているので、魚肉ソーセージは見下しています。言い換えると「ジャンクフード」ぐらいに考えています。
まあ、家庭の場合は色々な事情で魚肉ソーセージを使うのもやむを得ないんだろうけど、店でお金とって魚肉ソーセージを出すのは道理が通らないし、そのお代わりをする、しかも料理が出てきた途端に先回りしてお代わりする客も客だわよね、なんて思うわけ。
で、このをぢは、その場のしらけた雰囲気を感じとったらしく、「いや子供の時これが好きだったもんで、みんなも好きかと思ってさ」
でもほら、そこは大人の私たち、「そんなもの食わねえよ!」などと答えることもなく、さりげなーく他の話題に移っていきました。
いや。分かりますよ。つーか、分かりすぎかも。俺はむしろこの反対の経験をすることが多いのかな。
この前も夕飯食いに行った時に、鯖の刺身と何とかを注文したら、サービスでさざえをボイルしたもんが皿に盛られて出てきたんすよ。これが相当旨かったんだけど、一緒にいた二人はこれをちらっと見ただけで、下らない話ししながら酒飲んだりしてましたからね。お陰でサザエは思いっきり俺のもんでしたよ。
そうですね。だから、趣味がかぶらないことによるメリット?みたいな。
「この菓子もらったんだけど、あまり好きじゃないからあげる」なんてことも時々あったような気がするし。
「ちょっとよろしいですか。
「はい、どうぞ。
「趣味がかぶらないから上手くいっている、棲み分けがなされているってことですよね。
「ええ、まあ。
「でも趣味がかぶらない、好みが違うってことだと問題が生じることもあるんじゃないですか。
「そうですよね。よくあるのが中華料理屋に行って料理を選ぶ場合ですよね。あとは、店そのもの(料理屋や飲み屋)を選ぶ時に、え、その店をチョイスするのはあり得ないだろ、と思うことがよくある。
「プラスとマイナス、プラスの方が大きいんですか。
「それは…。そう、ボクの場合はそもそも日本人とも趣味がかぶっていなかったのかもしれない。日本で服を買う時にも、これ下さいって言うと、お店の人が、お客さん、この色はこの1着しか入って来なかったんだけど買う人が誰もいなくてこれまで売れ残っていたんですよ、みたいに言ってましたもん。
「はあ。
「それで、その服を着ていると、日本人は何も言わないのに韓国人は、わあ、いい色ですね、なんて言う。まあ、これは、ボクが韓国人の趣味に合う色を着ていたとも言えるし、ボクが韓国人の想定外の色を着ていたので韓国人が驚いたとも言えるので、正直なにが何だか分からないんですけどね。
[2006-01]
【追記】魚肉ソーセージ愛好家の方から謝罪と賠償を求める訴状が送られて来たので、とりあえずGoogleイメージ検索結果へのリンクを張っておくことにしました。
「魚肉ソーセージ、楽しそうじゃん!」ということは分かりましたが、この魚肉ソーセージ愛好家の方と魚肉ソーセージお代わりをぢがどういう関係なのかは謎です。[2006-01]