昔、某会社社長の奥さんから電話がかかって来て色々話をしていた時に、「ウチの旦那は携帯を充電しておく
のを忘れることが多くて、会社に携帯を持って行かないこともあるの」なんて話がありました。
もちろん私はこれを聞いて「充電器を会社と家と、両方に置いておけばいいじゃん」とアドバイスしたわけですが、なんだかこの夫婦ってわけがわからない。社長と夕食をとっている時など、この社長はよく私の携帯を借りて使っていたし、まあ、社長は携帯を持っていて電話がかかってくるのが嫌いってことなのかなあ。用がある時は俺の方から掛けるぞ、みたいな。
携帯電話は不便な点が少なくとも三つあると思います。
バッテリーが切れてしまうことの不便。朝、携帯電話を家に置いて出掛けてしまう不便。携帯電話を紛失してしまう(またはどこかに置き忘れてしまう)不便。
このうち、バッテリー切れの不便は私にはあまり関係がありません。携帯を買う時には1回の充電で長時間使える機種を買うようにしているし、あと、バッテリーの充電を趣味の領域にまで高めているので。
ほら、金魚に餌をやる時なんかの気分があるじゃないですか。あんな感じで携帯のバッテリーを充電するわけですよ。
携帯を家に置いて出掛けてしまうことは時々あります。携帯を持たずに外出しても実は何とかなるもんなのでしょうけど、駅に着いて携帯を忘れたことに気づいた場合だと、やはりわざわざ家に戻ることになり面倒ですね。財布は忘れても家に戻りませんが、携帯だと家に戻らざるを得ない。
最後の、携帯電話を置き忘れて来るのは結構深刻な問題です。最近1、2ヶ月の間に3回ありましたから。
朝出掛けようとする時に携帯がないことに気がつく。固定電話から携帯に電話をかけてみても携帯の受信ベル音は聞こえて来ないし、かと言って誰かが「もしもし」と電話口に出るわけでもない。
それで午前中は「道で携帯を落としたのならちょっとややこしいことになるなあ」などとやきもきして過ごし、昼頃にまた携帯に電話してみると、「もしもーし」と誰かがのんびりと電話に出る。「もしもし、そこはどこですか」と私。「ああ、お客さん、昨日携帯置いて行ったでしょ。ここは××ですよ」という展開になる。
初めて行った店の料理やサービスが良かった時、私は帰りがけにその店の名刺をもらうことが多いのですが、それは「またこの店に来よう」とか「友達にこの店を紹介しよう」と思って名刺をもらうのではなく、「いつかこの店に携帯を忘れることがあるかもしれないので念のために名刺をもらっておこう」という潜在意識が働いているのでしょうね。
[2005-09]