A、Bとも50代の女。Cは私。
A:あの××市の1億ウォンの、昨日契約が上手くいったよ。
B:あ、そう? 本当に? ほらー、私が言った通りじゃない! 私の夢を買って良かったのよ。あの夢は本当に良かったんだから。
C:どんな夢を見たんです?
B:私がAさんの家のトイレに行ったらね、便器からうんこがぶくぶく湧いていた。
C:汚い。
B:とてもいい夢なんだってば。それをAさんに100ウォンで売ったのよー。
さあ、このやりとりから分かることはどういうことでしょうか。
一つは「韓国では大便の夢はいい夢である」ということです。この会話をしていた時はさすがに食事時間ではありませんでしたが、テーブルの上にコーヒーはありました。韓国はいろいろな面で危ない国だと言えそうです。
そしてもう一つは「いい夢は売買の対象になる」ということ。いい夢を見た時、その夢の内容を友達に話すと、「その夢、私に売ってくれない?」と言われます。実際にお金が動くことは(多分)あまりなく、友人が昼食をご馳走してくれて、「おう、その夢はもう俺様のものだぜ。いい事は俺に起きるぞ」って事になる。
この「夢を買う」風習は在韓日本人の多くの人も知っていることだと思います。それは何故かと言うと、韓国語の先生が「夢を買う話をすると日本人は驚く」ことを知っていて、夢という単語が出てきた時にこの風習について教えてくれるからでしょう。
韓国人も年がら年中他人の夢を聞き出してそれを売り買いしているわけではないので、夢の売買話について聞くことは実際にはそれほど多くはありません。
しかし、それにしても、をばA、Bは契約が上手くいったことをえらく喜んでいました。喜んでいたのには色々な理由があるんでしょうけれど、最近、をばAは
などで、辛い出来事が続いていたってことだろうと思います。
[2005-02]