やあ、君たち!
よく言葉の問題で不確かなことがある時に「ネイティブスピーカーに訊いてみよう」って言うわけだけれど、あんまり「ネイティブネイティブ」って言うのもどうかと思うんだ。
ボクたちの知識は思っている以上に偏っていて、ネイティブでも知らないことがたくさんある。ある韓国人の先生は「男性が女性にオンニという言葉は使うことはない」と思っていたし、ある日本人女性は「あたりめ」という言葉を知らなかった。
そうそう、「チャンカンマン」がハングルで正しく書けない韓国人もいたし、「イッスムニダ」「オプスムニダ」の正書法が変わったことに数年間気づかなかった大学教授もいた。
なので、ネイティブに訊くにしても、そのネイティブをよく見極めなきゃいけないし、ネイティブに「そういう言葉はありません!」と言われても眉に唾をつけた方がいいってわけさ。大体において、「そういう言葉は聞いたことがない」「あまり使わないと思う」はイイとしても、「そういう言葉はありません、キッ!」って言い切るのはちょっとヤバイはずだよね。
最近だとグーグルで単語を検索してみて、その単語がどの程度広く使われているか調べる方法もあるよね。「グーグル」「掲示板」を併用した上でピンスポット的に誰かに質問するのが利口な方法なのかな。
あと、ネイティブに作文の依頼をして安心している人がいるが、これは危ない。ネイティブだから字が上手だろう、と思いこむ位に危ない。
ボクの知り合いの日本人で、スケジュール表以外の書類が書けない人がいた。必要な書類は他の人に頼んで書いてもらう。その場合もファックスやメールで依頼することはない。必ず電話。
まあ、この日本人の例は極端で、作文を依頼すれば断るか他の人を紹介してくれるかだろうから問題はないはずなんだけれど、「書けないこともない」みたいな人にぶつかったら困るよね。
作文の場合は、その人が書いた文が多分どこかに転がっているだろうから、それを見てから頼むのがいいかも知れないよね。
あ、あまり関係ないんだけど、今思い出した話。
ある人が日本で韓国語の試験を受けた。口述試験で「担任の先生」のことを「タニム・ソンセンニム」と言ったところ、日本人の試験官が口を揃えて「タニムではなくタミムだ」と指摘した由。
受験生がインターネット上でこのエピソードを紹介しつつ「<タミム>なんて言っている韓国人は一人もいないぜ」と憤慨していたが、そりゃもっともだ。第一、「タミム」なんて発音、難しくて出来ないやね。
えっと…。なんで、この話を思い出したんだろう。
「ネイティブを過度に信用するな」って文を書く内に、その反動で「非ネイティブは更に危険である」ことを書いておかなければ、っていう潜在意識が働いたのかな。
[2005-01]