「ちょっといいですか」
と某女社長に言われました。この女社長、スタッフ7、8人の小さな会社を経営しています。
「はい。何ですか」
「ウチの会社のホームページ、弟の知り合いのプログラマに頼んで作ってもらったんですけど、出来上がった後もパスワードを教えてくれないので社員が自分たちで管理できないんです」
「へえ。じゃあ、ホームページを乗っ取られた状態になってるんですか」
「そうです。ほんと、乗っ取られた状態です」
しかし、この会社の場合、ホームページって言っても会社案内の簡単なページが数ページあって、あとはメールの送信先を書いてあるだけだから、管理するもへったくれもないと思うのだが?
「そのプログラマ、毎月の管理費をとるのが目的なんでしょ。業者を変えたらどうですか」
「そうですよね。それがいいですよね」
一般的に、企業のWebサイトについては制作業者の競争が適正に行われておらず、悪質な業者が横行しているという面がありそうです。制作費もボリ過ぎとしか言いようのないケースが多い。
Webデザインの会社の社長が、他社が制作したというサイトを見せてくれました。
「これですけど。ひどいでしょ」
「うぎゃあ。何、このセンス」
「このホームページの制作費、3,000万ウォンも払ったそうですよ」
このサイトはスポーツセンター(のようなところ)の紹介サイトで適当に写真が入ったページが二三十ページあるというもの。制作歴6ヶ月の人もこんなサイトは作らないぜ、というようなデザインでした。
「ウチの会社が制作中のをちょっと見ますか」
と、この社長が次に見せてくれたのは旅行関係の会社のサイト。こちらも全体の量は同じぐらいですが、デザインははるかによかった。制作費は800万ウォンとのこと。
と、ここまでは良いのですが、後日、この800万ウォンのサイトを見て愕然。
この会社、日本語の文章を画像処理していたのですが、信じられないようなところで改行をしていたからです。
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このように、ひらがなの途中で改行するという離れ技。
こんなもの作って800万ウォンもとるとはエグ過ぎではないだろうか。
上の方で「Webサイトについては悪質な業者が横行」と書きましたが、この理由としては「Web制作業界の歴史が浅いから」ってこともあるんでしょうけど、発注側が「ちゃんと数社から見積りをとる」とか「コンセプトワークをしっかりしてオリエンテーションをきちんとする」という基本的なことを行っていない点も挙げられると思います。
あとは、担当者が業者と癒着→価格つり上がる、という伝統のパターンかな。
[2004-04]