もう数ヶ月前の話になりますが、南大門市場でちょっと時間が出来た時に、あるメガネ屋のショーウィンドウに貼ってあったポスターで「藤田まことさんのテレビ番組で紹介されました」というような内容のものがあって、それをボーッと見ていたところ、その店の呼び込み韓国人おにいさんが私に説明していわく、「以前はこういうのは効果があったんですけど、今はダメ。店に来る日本人のお客さんは、テレビで紹介されていたとかガイドブックに載っていたとかで来るお客さんは非常に少なくなっている。大体が、インターネットで特定の店のことを調べて印刷(プリントアウト)した紙を手にしてウチに来ることが多い」とのことでした。
こういうことを聞いた時、直ちに発言内容を分析する必要はありません。その場では「あー、そうですか」などと軽く答えて、もし追加の発言がされたならその発言も頭に焼き付けるようにします。
さて、上記のおにいさんの発言が本当だとすると、時代はなぜインターネットのプリントアウトになっているのでしょうか。
などが考えられそうです。
「ガイドブックはヨイショ記事」っていうのは、特に韓国内で事情は深刻だと思います。例えばxxx放送局がある食堂の取材をした場合、その店に「xxxの番組でも紹介されました」という証拠写真のパネルが飾られるのですが、xxx放送局が食堂を取材してヨイショ番組を放送→食堂はその証拠写真のパネルを店内外に飾るのだが、xxx放送局が指定する業者にパネル製作を依頼しなければならない→食堂からパネル業者にお金が渡され...→その一部分がパネル業者から番組制作者に金が流れて行く、というシステムになっているとか。
つまり、食堂から放送局にダイレクトにお金(ワイロ)が流れると何かと問題なので、パネル業者を間にかませてカモフラージュしているわけですね。
別に、こういう風にお金が流れるのがいけないとは言いませんが、視聴者の立場からすると、お金を吸い取られるのでもなくお金を払わされるのでもないってのは、蚊帳の外に置かれているみたいで、ちょっとイヤンじゃありません?
さて、それではテレビやガイドブックをやめてWebサイトに書いてある情報をたどって店を訪ねて行けばハッピーになれるのかというと、それは決してそうではない。Webサイトで文を書いているのは「自称記者」たちであって、時々生焼けの魚を出して客に怒られているような店について、「ここの焼き魚はお勧めです!」などと書いたりしています。
どうやら、Webサイトはワイロを貰わないので貧乏→グルメじゃない→焼き魚の旨い不味いが区別できない、っていう構造があるみたいです。
[2004-04]