やあ、君たち!
今年から韓国のCATVなどで日本のドラマを放送しているわけだよね。ウチに入っている局の場合だと、「やまとなでしこ」や「踊る大捜査線」などを流していた。
韓国人は日本のドラマについてどう思っているんだろうか。
さっきNHKワールドが放送していたのを見ると、韓国人の視聴者が「日本のドラマはセリフが自由だ」「日本のドラマは分かりやすい」などとインタビューに答えていた。
一つ目の「日本のドラマはセリフが自由」ってのは何かヘンな言い方だよね。実はこれ、NHKの翻訳ミスじゃないのか。小さく「チャヨン(自然)スロプタ」という声が聞こえていたし、「日本のドラマはセリフが自然だ」と発言したのなら頷けるってものさ。
二つ目の「日本のドラマは分かりやすい」というのはどうだろうか。ボクの場合、韓国のドラマの方がよっぽど「分かりやすい」と思うのだが。
数日前、乙羽信子の「おしん」を見ていたら、終了間際に奈良岡朋子のナレーションが流れた。
「息子の冷たい心をのぞいたようで、おしんは恐ろしかった…」
この手のナレーションをべったりつけてしまうところが橋田寿賀子のダメダメな点だと一瞬思いがちだが、実はそうではない。この分かりやすさがあってこそ、おしんは中国人にもウケタのである。
そして、この「分かりやすさ」は韓国のテレビドラマの特徴でもある。例えば、嫁姑問題を描いたドラマだと、姑が嫁に理不尽な要求をした後、日本のドラマだと「すごすご部屋を出て行く嫁、眉をつりあげた姑の顔アップ」で終りになるであろうが、韓国の場合は姑の顔アップに姑のモノローグが入るのである。
「ふん! わたしの目の黒い内はあんたの思うようにはさせないよ!」
見事なまでに分かりやすい作り方である。
あと、韓国ドラマの特徴ってことだと、cafeglobe.comに書かれた次の文が的確だと思う。
韓国のドラマは男女の三角関係では終わらず、必ず「家族」が登場する。日本では考えられないほど一族の絆が強い韓国ならでは。そして必ず「家柄」などがひっかかり、結婚できる、できない、と話はそういう方向に進む。
そうなんだよ。韓国のドラマは両親、祖父母の登場が多い。韓国に住み始めた時に、「年配俳優の組合がテレビ局に圧力をかけて自分たちの登場シーンを作らせているんだろうか」と思ったくらい。
この後に出て来る次の部分については、
出てくる人たちも極端。すごくお金持ちでお手伝いさんのいる家が必ず出てきたり、そうかと思えば、明日のお米にも困るような家庭も出てくる。
韓国のテレビドラマが前述の「分かりやすさ」を目指した結果ってことだろうね。
うむー。「分かりやすい」ってことは「クサイ」ってことなのかも。
そう言えば、韓国人は実際のプロポーズの仕方、恋人同士のいちゃつき方、化粧方法などがそもそも「非常に分かりやすい」のであった。
[2004-02]