紅白歌合戦と私
企画意図
ある在外邦人(韓国在住)にスポットを当て、彼が毎年どのような形態・手段でNHK紅白歌合戦を見てきたかについて詳しく聞く。これにより、日本人にとって紅白とは何なのか、さらには、日本人とは何なのか、が見えてくるであろう。
聞き書きデータ
紅白ですかぁ。分かりました。色々思い出して書いてみますね。
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三星電子の人から紅白を録画したテープを借りてビデオレンタルショップで見た。
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この頃は、ソウル在住の日本人の中でもパラボラを立ててNHKを見ていた人はほとんどいなかったと思います。三星ジャパン→三星ソウル本社→杉山君、という流れで紅白録画テープがやって来て、当時私はVTRを持っていなかったので、近所のビデオレンタルショップで見たということです。紅白のビデオを見るのに、ビデオレンタルショップに5,000ウォン払ったような記憶があります。
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日本語学校で紅白の生放送を見た。
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これは汝矣島(ヨイド)にある日本語学校(宗教系)でした。日本人数人が集まって、大きな画面で見ました。「石川さゆり、綺麗よねぇ」と誰からともなくため息が漏れました。
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MBCの会議室で見た。
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MBCの部長に「紅白を見たいですぅ」と頼み込んで、友人と一緒に生放送を見せてもらいました(飲み物・菓子持参)。前半は友人と二人で、後半は仕事から帰って来た部長も加わって三人で見ました。
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福岡のホテルで見た。
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年末年始の休暇で日本に行った時にホテルの個室で見たということなんですが、このパターン(日本のホテルで見るパターン)の時は大体途中でコンビニに買出しに行ったりホテルの近所をふらふら歩いてみたりで、始めから終りまで通しで見ることはなかったと思います。
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北京の日本料理店で見た。
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日本資本のホテルにある日本料理店で「紅白を見ながら大晦日!」のようなイベントがあったのでこれに参加しました。
サービスが非常に良くなかったこと、中国人従業員の着物の着方が出鱈目だったこと、が印象に残っています。
中国人がやっている中国料理の店では不快感を覚えることはないのに日本料理店で不快になる、というのは、「日本料理の時は日本にいる時のようなサービスを期待してしまう」ってことなんでしょうか?
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日本の民家で見た。
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知り合いの家などで。炬燵にあたったりしながら…。年越し蕎麦を食べたりしながら…。熱燗とか飲んだりしながら…。昭和の頃の思い出話をしながら…。
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在韓の日本人の家で見た。
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年末年始を韓国で過ごす日本人が数人集まって、日本芸能界の情報交換をしながら見る。
ちなみに、「韓国人の家で紅白を見た」って経験はありません。「自分の家で見た」って記憶もありません。「留守録しておいて数日後に見た」という記憶はあり。
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韓国に住んでいると、年末福引セールがあるわけでもないし注連縄を売っているわけでもないので、「せめて紅白を見て新年を迎える気分に浸りたい」って思ったりする面があるかもしれません。また、知らない歌手がいるので、日本の芸能界の勉強を兼ねて見るという面もあり。
参考
次の「紅白レビュー」は非常に面白いです。
[2004-01]
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