先生!韓国のマナーと日本のマナーはどこが違いますか?
とあなたが問うた時、あなたは既に重大な間違いを犯している。
韓国では「マナー」とは言わない。「メノ(maeneo)」である。従って、「韓国のメノと日本のマナーはどこが違いますか?」と問わなければならないのである。
さて、韓国のメノについては旅行ガイドブックその他の本で色々書かれているので、正直私はこの話題には触れたくなかった。「じゃあなぜトピックに取り上げたのか」ってことになるんだけど、まあ、諸般の事情ってことなのかな。
とりあえず、メノやエチケットのうち、日韓で正反対のものをいくつか思い出してお茶を濁すことにする。
日本では魚が左を向いて出て来た時、まずお魚さんの左半身を食べ、それから骨をとりはずし、残りの右半身を食べる。韓国の場合は、骨をとりはずさずに魚をひっくり返して残りの右半分を食べる。
→ ってことなんだけど、韓国のフォーマルな席で焼き魚/煮魚を食べるというシチュエーションはあまりないし、魚が出て来ても3人ぐらいで1匹の魚をつつくスタイルが多いので、この知識は役に立たないと思う。
日本人はご飯茶碗を手に持って食べるのをよしとするが、韓国では茶碗は持たずテーブルの上に置いたまま食べる。
→ これはものの本によく書いてあるので知っている人が多いはず。ちなみに茶碗を手に持って食事しているのを見るとテーブルがない人(例えば囚人のような人)が食事しているような感じがするのだとか…。
あと、これは「日本では」「韓国では」というより、そもそも食器の形が違うので自然にメノを守ってしまうと思う。つまり、日本のご飯茶碗は手に持って食べるような形をしているのだし、韓国の茶碗は持ちにくいのである、と。
韓国では運転手の後ろの席ではなくその隣の席(乗り込んだところの席)が上座である。従ってお客さんとタクシーに乗る場合、まず自分が乗り込んでからお客さんに乗ってもらう。
→ ってぇことは、韓国の場合はドアは自動で閉まらないので、お客さんが自らドアを閉めるわけですね。
会議室などでは入口に近い席が下座で、日本のタクシーの乗り方はこの会議室のルールをタクシーに敷衍したものだと思われます。「韓国ではなぜ入口の席が上座なのか?」と韓国人に聞いてみると、「運転手が前にいなくて見晴らしがいいからだと思う」との答えだったりする。
これはソウルでは法律のようにはっきりしています。「立っている人が右、歩く人は左」。
日本の場合は地域によってルールが違うそうなので、日韓で正反対ってことではないですよね。
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まあ、アレだな。
メナに関しては、日韓でほとんど同じもの(例:電車の中でゲロを吐いてはダメ)もあるし、正反対のものもあるわけだけれども、「微妙に違うもの」が結構多いような気がする。だからこそ、「微ニ入ル学」というジャンルが成り立っているわけだが。
[2004-01]
【追記】タクシーの乗り方に関しては、国際プロトコルによると「右ハンドル車左ハンドル車に関係なく、右側の座席が上座」だそうです。[2006-01]