「部長、食事は何にします?」
「オレ、うどん好き! がっはっは!」
と、まあ、こういうものが所謂おやじギャグのわけですね。
次のものも定番ギャグではないだろうか。
「なにか、あっさりしたものが食べたいわね」
「あ、じゃあ、これにすれば? <あっさりのバター蒸し>」
つらつら思うに、おやじギャグと駄洒落はイコールではない。
上記の最初の例で言うと、これは<うどん好き>ではなく<がっはっは>の部分でおやじギャグをおやじギャグたらしめている。二番目の例は、これは駄洒落なんだけれども、おやじギャグとして成立しているかどうかはこれだけでは分からない。一瞬、間があいた後に、皆が「あ、あははは。ヤダ、部長ったら」と笑えばおやじギャグだということになる。
要するに、おやじギャグというのは作品のレベル云々も関係するかもしれませんが、そのギャグが発せられた時の人間関係が重要だということですね。また、単なる駄洒落というのは発言者に「流していく」「うけなければうけないでいい」という感覚があるんだろうけど、おやじギャグの場合、発言者は結構勝負をかけて来ていることが多いと思う。
韓国の場合、最近あまりおやじギャグを聞いた記憶はないんですが、以前、某をぢが「杉山さん、知ってます? 韓国の銀行にはサジョン(査定)課があるんですよ」とすごい嬉しそうな顔をして言ったことがありました。
こういうことを言われた時は、すかさず「え! そうですか? その課には女性もいるんですか?」と聞き返してあげなきゃいけない。
すると、嬉しそうに「女性はいないと思いますよ。なにしろサジョン(査定)課ですから。あはは」と笑うことになる。をぢの思っていた通りの展開です。
この話し、韓国語を知らない人は面白くないですよね? 日本語に翻案すると次のようになる。
「知ってます? 日本の中学校では写生大会をするんですよ」
「え! そうですか? 女子中学でもするんですか?」
「女子中学ではしないと思いますよ。なにしろ写生大会ですから。あはは」
うーむ。しかし、こうしてみると、おやじギャグってのはやっぱりどうしようもなく作品性の低いものなのかなあ。
某日本人をぢは「韓国人が<マーンチョ?>と言うたびにドッキリしていた」とか言っていました。(<マーンチョ?>は<多いでしょ?>という意味。<マ>は長音だし<チョ>の部分は激音だし、日本語の<まんちょ>とは全く違って聞こえますけど?)
おやじギャグはエロ路線が多い、おやじは隙あればエロにエロに結び付けようとする、ってことは断言できそう?
ああ、私ってば、なぜ毎週毎週、このような事を一生懸命分析しなければならないんでしょうか。
[2003-02]