日本を代表する球技は何ですかと問われたら、大きな声で「パチンコです!」と答えるようにしましょう。
韓国人は日本に行くと、パチンコ屋の多さに驚きます。「なんで、駅前という駅前にパチンコ屋があるのだろう」
そして、韓国人はパチンコに挑戦をしてみる。意外なことに、結構勝っている人が多いようです。ビギナーズラックのようなものでしょうか。
ソウルでも数年前には、代表的な繁華街であるチョンノにパチンコ屋があって、最低料金5,000ウォンで遊ばせてくれたのですが、いつの間にかなくなってしまいました。
パチスロ屋はあります。しかし、パチスロはいくらなんでも球技とは呼べませんね。
韓国を代表する球技はビリヤードだと思います。40、50代の男性だと、「大学時代はビリヤード屋に入り浸っていました」という人が多い。ビリヤード屋ではジャージャー麺の出前をとるのがお約束でした。
ここで言う「ビリヤード」とは四つ球のことです。私はビリヤードに連れて行かれる度に、「何が楽しくて四つ球なんかやるんだよう」と内心思っておりましたが、だいぶ前からビリヤードはポケットが中心になり、ビリヤードの世界も様変わりしました。命をかけるものではなくファッションの1アイテムになった、と言うべきかな。いずれにしても、趣味の多様化によってビリヤードの位置が相当に低くなったのは確かです。
あと、「卓球屋」というのがありました。手軽なスポーツとして魅力がありましたが、ほとんど見られなくなってしまいました。ピンポンピンポン卓球をやっていた大学生が今は会社の管理職になってゴルフ場に出ていると思うと、感慨深いものがあります。
ボウリングは、日本の場合、数十年間ほとんど料金が変わっていないという奇妙なスポーツですね。
韓国ではボウリングについて話をする場合、「アベレージはいくつですか」「何ポンドの球を使いますか」などの質問にとどまってはいけません。ボウリングの話題になったら必ずすべき質問は、「昔のボウリングはボールを投げると、レーンの向こうにピンを立て直す人がいたでしょ? 知ってます?」です。そう、私は日本でも韓国でもこういう人力ボウリング場は見たことがないのですが、40歳ぐらいの人だと興奮して、「そうでした!そうでした!」と言うと思います。
それから、ボウリング場には、2レーンに一人づつ、点数をつけてくれる女の子がいた。これは10年ぐらい前までは見られたはずです。そして、この女の子たちは、誘うとお酒、またはそれ以上のことに付き合ってくれたらしい。
ああ。10年以上前の話をすると何故かとっても心豊かになるのです。これは私だけでしょうか。
[2002-02]