半年ほど前のことでしたが、知らない人からメールが来ました。
「韓国人からメールをもらうんですが、文字化けして困ります。ハングルのメールを読み書きするにはどうすればいいんでしょうか」
これに対し、私は「事情はよくわかりませんが、これこれこうならこうしたらどうですか?」などと書いて送りました。
すると、「ありがとうございました。ところで、私はまだハングルを勉強したことがないんですよ。これから頑張ります」というような内容の返事が来ました。
何ぃ!
この時、私が思い浮かべたのは、次の小噺。
「先生! 指がしびれて困るんですが…」
「どれ、見せてごらん。うーむ、大したことはなさそうだ。手術すれば簡単に直るよ」
「そうですか…。でも、先生。手術した後、私はピアノが弾けるでしょうか」
「もちろんだよ」
「やった! これまでピアノなんか弾いたこともなかったのに!」
結構似ていると思いませんか。
* * *
ハングルメールを読み書きするのに最も簡便な方法は、WebメールのHotmail.comを利用することだと思います。このHotmailはマルチ言語になっていて、言語を選択することによって、ハングルのメールも中国語のメールも読むことができます。言語別にアカウントをとる必要がないのは便利ではないでしょうか。「どこからでもかかって来なさい」という気分になれる。
ただし、Webメールなので、常時接続の環境にないと使いづらいということはある。また、常時接続の場合でも、メーラーに比べていろいろ使い勝手が悪いという点もあります。
韓国人は、Webメールを利用している人が多いです。アウトルックエクスプレスを使っている人ももちろんいますが、ビジネスでもWebメールを利用したりする。それには幾つかの理由があると思うんですが、まず、韓国にはネットカフェがたくさんあって、Webメールなら出先でメールのチェックや送信ができるということ。それから、自宅が高速回線で常時ネットに接続されているということ。あともう一つは、韓国人は文を書く時、文を練って書く習慣があまりなくて、その場でパッパパッパ書きなぐるのが好き。だからWebメールが性に合うんじゃないのか、と思われます。メールのやりとりの管理などにもあまり神経を使わず、どんどん流していく。これが韓国風。
どうです。ソウルに旅行に来たらネットカフェに入り、Hotmailに接続してメールチェックをするというのは。
私の住んでいるあたりはネットカフェが1時間1,000ウォンです。江南地区は高くて1時間2,000ウォンが相場だったのですが、今日時間つぶしのために入ったネットカフェは江南駅の近くなのに1時間1,000ウォンでした。しかし、この使用料金よりも、中にコーヒーの自動販売機があって、コーヒーが1杯10ウォンだったのにびっくりしました。(只にしてもいいんだけど、自販機の改造の都合で10ウォンに設定してあるらしい。)
[参考] 話しの流れで、「(韓国では)自宅が高速回線で常時ネットに接続されている」と書きましたが、これは幻想が入っているものかもしれません。「私の家はダイアルアップ」なんて話しもよく聞きます。
[2001-12]