金課長という人がいるのですが、彼は日本語の勉強をしたいと切実に(?)思っています。その理由は何かというと…。
日本人から金課長宛てにメールが来ました。金課長は日本語が出来ないので、日本人が気を利かして、メールを日→韓の自動翻訳機に通してから送ってきてくれる。
ところが、いつも宛名が「キムクヮジャンニム」ではなくて、「クムクヮジャンジム」になっているのです。(「金」の韓国語読みは、名前の「金さん」の時は、「キム」、「金銀銅」「金属」などの時は「クム」です)
それで、この金課長は、「日本語を勉強しなければ、いつまでも<クム課長>と書かれたメールがやってくる。ああ、おぞましい」と思った。-- どうやら、これが日本語を勉強するモティベーションのようなのです。
金課長が、「3ヶ月ぐらい勉強すれば話せるようになりますか」と訊くので、「3ヶ月はいくらなんでも無理だよん」と答えました。でも、この金課長の場合、学習の動機が不純なものなのか真っ当なものなのか私にはよくわからんのだ。
ま、いずれにしても、金課長の先生になる人は可哀想だな、となんとなく思ってしまったことでした。
日本語を勉強しようとする韓国人の姿勢は人により様々です。
「杉山、日本語を勉強したいんだけど、ひらがなは到底覚えられそうにない。ひらがなが読めなくても会話が出来るようになる方法を教えろ」
こんなおじさんがいる。かと思うと…。かと思うと?
あれえ。このおじさんの対極に位置する立派な韓国人が思い浮かびません。しいて言うと、一度覚えたことは決して忘れることがなかった小学生かなあ。どんな文でもすらすら復唱したのには結構びっくりしました。でも、これは「姿勢」の問題ではなく、「資質」の問題なのでしょうね。
[2001-08]