サービス業関係の会社に勤務する韓国人某部長(推定40才弱)がチャンポンを食べながら語ったお話し。
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ウチの会社は社長が退勤しないとなかなか家に帰りにくいスタイルだけど、他の会社は上司よりも先にどんどん家に帰っているみたい。僕らの若いころには考えられなかったことですよ。
お茶くみも、社長にはするけど、他の部署は全部セルフサービス。お客さんが来たときもそう。
平和銀行に行ってみて下さいよ。平和銀行はこのすぐ近くにあるんだけど、支店長室にポットが置いてある。それで、お客さんが来たら支店長が「お茶、何にします?」と訊いて、自分でコーヒーなりお茶なりを入れる。秘書は自分の仕事で忙しいからお茶を入れてくれない。
銀行の支店長って言ったら、昔は社長のような存在だったのに。
最近は、ベンチャー企業に投資する人が一番最初に見るのが社長室。社長室の調度が豪華過ぎたり広すぎたり、社長室の壁に誰か偉い人と握手している写真なんかが飾ってあったら駄目。ああ、そういう会社なんだ、と思って、投資家がみんな逃げちゃう。
同窓会なんかで同期の連中に会うと、大体みんな部長クラスなんだけど、髪の毛が真っ白なんですよ。昔は部長っていったら大変なもので権威もあったのに、今はストレスのかたまり。
だから、僕はストレスためないように毎朝ヘルスクラブに行ってるわけです。安いですよ。1ヶ月7万ウォン。
大体、仕事終えた後は個人の生活に戻らなきゃ駄目。
三星(サムスン)にいた時は、勤務時間後の自己開発に会社から援助金が出た。語学を勉強するのであれ、スキューバダイビングを練習するのであれ、自分がしたいことに対し、会社が金を出してくれる。
三星の李健煕会長がずっと前に74制(朝7時から午後4時まで勤務する制度)を導入したのは、朝スッキリした頭で仕事をして、退勤後の時間を有益に使えってことなんだけど、あれは本当にいい考えだったんです。あの人、外国をいろいろ回って見ていたから、韓国もこうならなきゃいけないって思っていたんでしょう。大したもんです。
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えっと。上記の平和銀行式(社長や支社長が自分でコーヒーを入れる)は、韓国ではまだ少数派です。だからこそ話しのネタとして成立している。
[2001-06]