久しぶりに知人に会った時、韓国人は嬉しそうに握手をする。日本人は握手をせずに恥ずかしそうな顔をして「どうも、御無沙汰です」などと言うだけ。
私は、日韓どちらのスタイルも好きです。
人はなぜ握手をするのか。別役実の「当世 悪魔の辞典」で<握手>の定義を見てみると、
- 【握手】あくしゅ
- 相手を殴り倒すことが出来るかどうかを確かめるための、最初の手続き。
と出ています。
なぁるほど、ですね。韓国でも握手という行為が行われるのはほとんどが男-男の間だけであって、男-女、女-女の間ではあまり握手をすることはありません。男女間や女性同士では相手を殴り倒すことができるかどうか確かめる必要がない、だから握手をしないのである、と。
国際的なルールとして、男女の場合は、女性が先に手を差し出したら男が握手に応じるということになっていたんじゃなかったでしたっけ? 「異業種交流会」なんかの場合には充分にあり得るシチュエーションです。
ただ、この国際ルールはいいんですけど、ここにはスペシャル技があって、それは女性が手を差し出したときに握手をして、その時に(握手しながら)中指で相手の手のひらを「ホジホジ」という感じで引っかくことが出来るのです。やってみるとわかりますが、これはなかなかエッチっぽい行為です。一般に、手のひらは痴漢をする時に使用する道具だと思われていますが、手のひら自体が性感帯であったのだと改めて感じます。
そして、この中指ホジホジは公衆の面前でしても他の人にはほとんどわからないという特徴がある。
みんなでお酒を飲む会があった時、ある女性が某銀行員に向かって「こっちへ来るな、変態!」みたいなことを会が終わるまで言いつづけていたので<一体なにごと?>と思っていたら、実は銀行員が握手の時にホジホジをしていたのですね。
この銀行員、韓国人の中では珍しい<我が道を行く変態>で、着物を着る時、帯の後ろにマクラというものを入れると知って、「日本人は腰にマクラを当てるんですねぇ」と嬉しそうにしていました。
えっと…。結論的には、「韓国人の銀行員(30代、小太り)と握手する時には覚悟して手を差し出しましょう」です。
[2001-03]