恐ろしいこっちゃ〜!
先日、新村ロータリーで人と待ち合わせすることになったのですが、少し時間が余っていたので、派出所の近くのベンチにしばし腰掛けておりました。
派出所から若い警官が二人出てきて、タバコを吸いながら談笑を始めます。
その警官を見るうち、そうそう、今日は体調が悪いからお昼ご飯はお粥を食べなきゃいけないな、と思って、お店の場所を警官に聞くことにしました。
私:あの〜、この近くにお粥食べさせる所はありませんか。
警:ありますよ。ソウル駅に行って下さい。
私:ソウル駅ですか? 遠いんですね。この近所にはないんですか。
警:新村にはありません。☆◎×△?
最後のところで何か聞かれたのですが、一瞬聞こえませんでした。
私:え? 何ですか?
警:只で食べる所でしょ?
私:違いますよ。お金を払って食べる普通の店。
警:あ、どうもすみませんでした。お粥の店は一軒あります。延世大学に行く途中のトクスリビルの向かい。
こんな内容のやりとりが行なわれたのですが、ちょっとわかりにくいでしょうか。要するに、この警官は私のことを路上生活者だと思ったのですね。ソウル駅に行くと、路上生活者に無料でお粥を提供しているところがあるよ、と警官は言っていたのです。
かつては韓国の田舎のおばちゃんたちから「美男だ。美男だ」と言われ、最近では中国人のおじいさんに「欧州人の顔だ」と断言された私はどこに行ってしまったのでしょうか。21世紀になった途端に路上生活者扱い。ま、理論的にはハンサムと路上生活者は両立するわけですが。
路上生活者に間違えられた理由をちょっと考えてみました。まず、この日は4,000円のパーカーを着ていたこと。それから、朝ヒゲを剃らなかった。そして、この日は極端に寒かったのと体調が悪かったので、質問の仕方が弱々しかった。ベンチに座っていた、などが挙げられるでしょう。
なお、ソウルの路上生活者と言えば、ソウル駅の地下がメッカです。昔、寝たまま噴水のようにおしっこをしているおじさんを見たことがありますが、あれは結構びっくりしました。
また、老人への食べ物提供で有名なのは鍾路のタプコル(パゴダ)公園。ここの老人は路上生活者というわけではありませんが、どこからやって来るのかはわかりません。
若いおまわりさんは、「すみませんでした」を2回も言っていたので、私は彼をなじるつもりは毛頭ありません。それよりも、頭の中の五分の一ぐらいで、「明日あたり、ソウル駅に行ってみようかな」と考え始めた自分が怖かったです。
[2001-01]