日本から人が来る場合、私なんかだと、「週刊文春」「噂の真相」あたりを持って来てくれるのが一番うれしい。「噂の真相」は海外からも定期購読が出来るようになっていて、これを利用していた時もありました。
「数字の森」の北朝鮮のところで、「北朝鮮には雑誌が60種類しかない」というデータがありましたが、韓国の雑誌文化もそれほど豊かなわけではない。日本の人口1億3千万、韓国は4,500万なのですが、日本の社会が縮小されたものが韓国なのではなくて、ゴッソリ抜け落ちているところがあるのです。
雑誌の世界に十数年身をおいている人たちの話を聞いてみましょう。みなさん、日本の雑誌の事情にも通じています。
「時事ジャーナル」などの雑誌があるとは言え、韓国の雑誌で社会的影響力をもっているものは皆無と言えるでしょう。「情報」は、テレビ・新聞から得るものと、口コミ情報。この中間に位置するものがありません。最近になって、この部分がパソコン通信、インターネットによって補填されている状況でしょうか。
私の場合、テレビ・新聞を見て、「ほんまかいな。そうかいな」などと思っているわけですが、韓国人はどうなんだろ。テレビ・新聞に負けちゃってる所があるんじゃないのかなあ。自分自身のことがテレビ・新聞に出たりすると大騒ぎするし、なにしろ、各大学には「新放科(新聞放送学科)」という名前のものがある位ですからね。メディア、すなわちテレビ・新聞。
一方、「韓国人は口コミ情報が好き」というフレーズも成立すると思います。ヤフーコリアの社長(だったか?)も、韓国の携帯電話の普及の速さの理由として、この点を挙げていました。
なお、韓国には文庫本というものがほとんどなかったのですが、最近、日本の新書版を薄くしたようなものが出てきて、結構売れているようです。値段は2,000ウォンぐらいで、電車の中でチョット読んだりするのに便利なようです。
ソウルの地下鉄の中では、乗客はほとんど皆ぼーっとしているのですが、これからは本を読む女性が増えるかもしれません。日本の地下鉄のように居眠りをしている人の割合も年々高くなってきているように思います。(駅のホームで新聞を売っているので、車内でも新聞を読んでいる人は多いです。昔は車内を練り歩いて新聞を売っている人がいたのですが、数年前からいなくなってしまいました。)
#訂正‥‥「韓国の雑誌で社会的影響力をもっているものは皆無」→「皆無」は大げさでした。「少ない」程度が適切だと思います。
[2000-11]