ソウルに住んでいる日本人、韓国についてブータラブータラ言う人もいるし、韓国好き好き人間もいるわけですが、みんなが割と口を揃えて言うことが、「韓国は野菜が旨い」
そうなんです。韓国は野菜が旨い。きゅうりはきゅうりの味がするし、トマトはしっかりトマトである。「日本の野菜はなんであんなに水っぽいのかしら」
私が子供のころは、日本の野菜も結構しっかりしていたと思います。どこでこうなっちゃったんでしょうか。日本人のグルメ志向に時を合わせて野菜がまずくなっていったのだとしたら、皮肉なことですね。
私の場合、手をかけた料理も好きですが、素材をそのまま食べるのも好きなので、韓国の状況は悪くないと思っています。
野菜がいかにも野菜である。野菜らしい。
この「らしい」ということでは、月もそうだと思います。
ソウルは月がきれい。秋の空もきれい。
うーん。どうなんだろ。ソウルに住んでいる韓国人は、こういうことをちゃんと認識して、ありがたいことだと思っているのかなあ。
「月光」「天高し」。東京に住んでいた頃は体で感じることが出来なかった言葉たち。
男と女はどうでしょうか。「男らしさ」「女らしさ」。
日本の女性も、韓国の女性も、「日本の男より韓国の男の方が男らしい」と感じていると思います。特に、韓国の男性と恋愛経験がある日本人女性からは、こんなふうに聞きました。
ただ、鋭い人? は、こんな言い方をしている。「韓国の男の人の男らしさって、外っ側だけなのよね。それから、単に強引なだけ。それが男らしさだと思ってる」
あ、そうそう。もちろんこういう話は個人によって大きく違いますね。それから、一般的に慶尚道の男性は男らしいと思われている。というか、より正確には、慶尚道の男性はソウルの男性を見ると、「なんと軟弱なやつらだ」と思っているようです。
女性についてはどうでしょうか。
今はさすがに少なくなっていると思いますが、韓国の男性は「日本の女性は夫が家に帰って来ると三つ指をついて迎える」との幻想をいだいていたようです。
「はい、はい。わかりました」なんて、日本の女性の話し方の真似をしてくれたりします。
一方、日本の男性は、「韓国の女性は怖い」と言う人が多いようですね。確かに怒らせると怖い。でも、そこがいいんだよ、と言う人もいたりなんかして。飲み物で言うと<ドクターペッパー>のような感じでしょうか。って何か、よくわからない喩えになってしまいました。
[2000-10]