コンピュータ関係で解決できない問題が生じた場合、私はコンピュータをメーカーのサポートセンター、ソフトウェアの会社に持って行って面倒見てもらうことがあります。ノートブックはこういう時便利。
で、こういう所に行くと、私はある種の心地よさを感じてしまいます。私がここで相手しているのはセールスマンではなく技術者です。目の前にある問題があって、技術者と私がその解決にあたるわけですね。二人の目的は同じ、二人は同じ方向を見ている。
また、技術者が私よりコンピュータの知識が豊富であるということも、心地よさを与えてくれる理由の一つでしょう。
同様の例として、病院があります。医者と私が力を合わせて病気の退治に向かう。なんという美しい姿でしょう。
もちろん、医者が悪徳医者で、「治療を長引かせて、この日本人から金をまきあげてやろう」と考えている場合はこうはならないでしょうけど、まさかね。
大体において、私は韓国の病院じゃ愛されるべき患者だと思います。馬鹿な質問はしないし、医者に伝えるべき情報はきちんと流すし。
あ、あとすごいのが、お医者さんを感動させることができる。
韓国人って何かというとすぐ薬をバカバカ飲んで、薬が効きにくくなってるんですが、私ら日本人は、韓国の病院や薬局でくれる薬は強すぎるので、怖くて半分は捨ててます。
なので、病院でもらった薬を全部飲むと「杉山さんは薬がよく効く〜!」と感動している。うーむ、この芸、毎日見せてあげられないのが残念です。
「あの〜、質問があります」
「はい、何ですか」
「ということは、弁護士事務所なんかでも心地よさはあるわけですね。二人は同じ方を見てるし、弁護士は専門知識あるし」
弁護士はちょっと違うと思います。弁護士は専門知識を駆使して問題解決にあたるのではない。韓国の場合、弁護士の業務は、弁護依頼人からお金をもらって、それを判事と検事の所に持って行くのが主な仕事です。だから、専門知識はあまり関係なくて、業界の慣習に従って段取りっぽい、ブローカーもどきの作業をしてるだけ。
あ、ひえ〜。こんな事を書いてよいのだろうか。大韓弁護士協会から訴えられたら負けてしまう。
えっと。韓国の場合、弁護士の業務は、弁護依頼人からお金をもらって、それを判事と検事の所に持って行くのが主な仕事です。だから、専門知識はあまり関係なくて、業界の慣習に従って段取りっぽい、ブローカーもどきの作業をしてるだけ。 ←この部分、削除。
韓国の場合、優秀な弁護士はとても優秀で、それはもう本当にびっくりしてしまうほど。しかし、中には勉強不足だと思われる弁護士がいるようです。両極端ってことでしょうか。
さて、コンピュータや病院など、自然科学系はよいのですが、そうでないものは「同じ方向」を向いていても大変なことがあります。例えば美容院。お店の人もお客さんも、「おしゃれな髪型に」と思っているのに、お店の人に「よく出来ましたよ〜」と言われて出来上がったのが、ほとんどラーメンをかぶったとしか表現しようのない頭だったりする。また、プロジェクトのスタッフの間では、お互い「いいものを作ろう」と思っていても、感性の違い、方法論の違いで、摩擦が生じたりケンカになったりします。
私としては、こういう「同じ方向を向いているんだけど…」という時よりは、いっそ対立関係にある方がラクな気がします。例えば税務署のおじさんを相手にしている時などのような。
「一種のゲームである」と思えば、これはこれで心地よさがあるものです。
[2000-10]