ここには韓国関係者の他に、俳句好きの人もやってきます。俳句のことも一度は書いておかなければなりますまい。
このサイトは1999年2月にオープンした時から表紙に俳句を出しているのですが、当初は「なんと素ん晴らしいアイデアだろう」と思っていたのでした。
絵や写真を差し替えることなく、トップページの印象を変えることができる。季節の移り変わりが表現できる。
しかし、これも始めてみると色々大変なことがわかりました。
まず、手持ちの俳句の絶対数が少ない。1年目は、それまで2、3年間に作った句の中から適当に出してくればよかったのですが、2年目になると早くも大変。かと言って、私は俳句マシーンのように、その場でひょいひょい句が出てくる体質ではないのです。
それから、真夏や真冬はまだ何とかやりすごせる体制になっているのですが、例えば春から夏に移って行くビミョーな時期などは、ぴったりの句が全然なくて、たいそう困る。ソウル在住の日本人の中で、「晩春とか初夏とか終わって、早く暑い夏になって欲しい」と切実に思っていたのは、多分私だけでしょう。女の人が季節の変わり目に洋服ダンスを開けて、「あした着て行く物がない〜」と悩む感じだと言えば、わかって頂けると思います。
また、ここは一応俳句サイトではなくて、韓国サイトであるので、やって来る人のほとんどは俳句屋さんじゃないわけですよね。だから、あまりに俳句俳句したもの? 古臭い言いまわしの句は出来れば避けたいなどとも考えている。えっち俳句も使えない。
「韓国が感じられて、なおかつ季節にぴったり合ったもの。前週の句とはまるで別世界のもの」というのが理想なんですが、今はそんなことを言っている余裕はない状況です。
なお、「韓国にも俳句のようなものはあるか」と問われたら、「ない」と答えるのが最も適切な答えだと思います。韓国には「短歌」というものがありますが、これと俳句は、蕎麦とスパゲティ以上に違うものでしょう。普通の韓国人に俳句を見せると、「何それ? それで終わり?」なんて反応が主流です。もちろん、句によっては、「なるほどね」というような理解・共感も得られるのですが。
[2000-09]