これまで済州島のことは書いたことがなかったのか?? 私としたことが、ちょっと迂闊でした。
済州島は別名交尾島と呼ばれています。なぜかと言うと、韓国人の新婚旅行先の定番になっているからですね。(って、こんなことばっかり書いてていいのかな。もっとも、「済州島=別名は三多島。石、女、風が多いから」なんてありきたりの事を書いたところで、この『微ニ入ルソウル』の読者には何にも面白くないでしょう。)
交尾島っていう言い方、一部の男性の間で使われているだけですから、なるべく使わないのがよろしいです。
最近、ソウルから済州島行きの便におじさんと若い女性のカップルがちらほら見掛けられて、これは大体援助交際旅行のようなものだそうです。新聞で読んだハナシ。あ、グァムなんかへの海外旅行だったのかな。失礼。
なんか事情はよくわかりませんが、韓国人もとりあえず頑張ってるぞ。
私がソウルに住み始めた頃、韓国人が「済州島はいい所だ」「いい所だ」と言うもんで、結構すごい所だと思っていましたが、初めて行った時、「なにこれ〜!」と思ってしまいました。
大体、ソウルに住んでいると、済州島の緯度が沖縄と同じくらいだと思い込んでしまう。なので、5月に旅行に行く時に、カバンに海パンを入れて行ったのですが、済州島に着いたら何の事はない、雨が降っていてメチャクチャ寒かったのでした。
あと、メシがまずい。致命的。
済州島から瓶詰め塩辛のようなものをお土産に持って帰って来たら、全羅道出身&慶尚道出身の夫婦が私の顔を見据えて、「杉山さん、これが好きなのか?」と言うじゃあーりませんか。
「いや、まだ食べてないんですけど」
「一口食べてみて。絶対まずいから」
で、私はその塩辛を口に入れて、そのまま縁側に直行、庭に「ペッ」と吐いたのでした。
この旅行の時のガイドが、昔いた漫才師の春やすこに似た人で、しゃべり方もそっくりだったもんですから、「大阪の人かと思いました」と言ったら、なんかすごい剣幕で怒り出しました。「大阪人かと思った」って、侮辱表現ですかぁ?
ツアーはパッケージになっていて、私以外の旅行客は全て新婚さん。観光バスの窓側の席が全部女性、通路側が全部男性って光景、壮観です。ちなみに私は、運転手の後ろの席に春やすこと座っていました。ホテルの部屋は単独使用でしたから良かった。春やすこと同室かと思ってチョッピリびびっていた私。
済州島には、この後、夏にも旅行したことがあり、この夏の旅行は可もなし不可もなし。最初の旅行の印象が良くなかったので、済州島は私の中でペケになってるわけですね。
まあしかし、客観的に考えても、済州島の滝ぃ〜!、とか言っても全然大したことないし、この辺りは韓国人も済州島に行って来た人ならみんな感じていることではないでしょうか。
ただし、済州島は数年前からリゾート地としての開発が進められていて、「化けるかも」という期待がないわけではない。新羅ホテルの海側の部屋、とか、ロッテホテル、とか、割と評判よさそうだし。
トータル的には、島の部分部分がスポット的に注目を浴びる程度が精一杯なのかな、と思われます。
[2000-08]