「仕切り」ってのも、韓国を知るキーワードの一つだと思います。
その代表的な例がルームサロンでしょう。お客さんのチームごと、個室になっている。
「日本のクラブとか、別テーブルで他のお客さんとママがひそひそ話をしてたりして、そういう駆け引きが面白いのに…」と言うと、「でも、仲間うちで大騒ぎできないじゃないですか」との答え。
確かにそりゃそうだ。
完全仕切りという訳ではなく、テーブルとテーブルの間に衝立てを立てるのは日本のお店でも時々あるパターンですね。韓国でも同様です。韓国の方がちょっとパーセンテージが高いでしょうか。安い焼き鳥屋や民俗酒場でもこの形はよく見られます。
こういうことって、地価が比較的安いからできるのでしょうね。韓国のお店は無駄な空間が結構あるので、私は好きです。日本で商売している人が見ると、「うわー、もったいない使い方してる」ということになるでしょうけど。
この仕切り文化、反対の現象もあります。お見合いです。
私の認識だと、日本でお見合いっていうと個室をとるケースが多いのですが、韓国はホテルのコーヒーショップやラウンジのケースが多い。
「もし友達なんかに見られたら恥かしいじゃないですか」が当然投げかけるべき質問なのですが、これには「大丈夫です」なんてのが答え。
仕切り、ということで言えば、観光バスのような形も結果的には一種の仕切りですね。半分密室化されていると考えてよろしいです。ソウルには市内バスと座席バスというものが走っているのですが、この座席バスは観光バスのような形になっています。
乗客が少ない時など、恋人どうしでは何をしてるかわかったもんじゃないと思います。私は男が女の耳を舐めているのを見たことがある。
ちょっと極端な例だと、座席バスで隣りに座った男にナイフでおどかされ、旅館に連れて行かれた女性がいます。これは新聞で読んだハナシです。
[2000-05]