金秀賢(キム・スヒョン)は韓国の放送作家。今、SBSで水木ドラマ『花火』を放映中です。
私が初めて金秀賢に接したのは小説でした。韓国人に「読みやすいから」と言われて読んでみて、立て続けに5、6冊は読んだのかな。ずっと昔の話です。
放送作家としての金秀賢は「言語の魔術師」と言われています。セリフが多い。セリフが上手い。韓国の橋田寿賀子です。実際、数年前に日本だったか韓国だったかの雑誌で金秀賢と橋田寿賀子の対談が行われていました。個人的な見解ですが、TVドラマはストーリー展開の整合性などはどうでもよい、登場人物の性格設定とセリフのパワーが命だと思っている私です。
セリフが長いので、俳優さんは大変だとのことです。
また、好きな俳優が決まっていて、金秀賢のドラマにはお決まりの俳優が出て来ることが多い。こんな点も橋田寿賀子に似ていますね。
私がよく見ていたドラマは『サラギ・ムオギルレ』『風呂屋の男たち』です。セリフのスピードが速いので、外国人には言葉の勉強にもってこい。
若い人の言語感覚をとらえるためにナイトクラブのようなところで若い人をナンパ(って言うのもヘンですが)をしているらしい。プロ根性ってこと?
大家族のホームドラマばかりを書いているわけではありません。先日放映されたスペシャルドラマは脳死と臓器移植をテーマにしたものだったし、現在放映中の『花火』は恋愛ドラマです。旅先(タイ)で出会った男女(整形外科医とシナリオ作家、それぞれ婚約者あり)が一晩を共にし、その後恋愛するという内容。「寝てから恋愛」ってのは韓国のテレビでもアリです。でも、恋愛ドラマのセリフは他の作家がもっと上手く書けそうかなぁ。
『花火』はSBSのサイトで見ることができますが、インターネットでTVドラマを鑑賞するのは、まだチョットつらいですね。オンエアーを見逃した時なんかには便利。私自身、前回分は見逃してしまったので、ネットで見ました。
[2000-02]
【追記】『プルコッ』という原題を『花火』と訳さず、『火花』と訳している人を見ました。「テレビドラマのタイトルに『火花』かよ〜」と思いましたが、『火花』が正解なのかもしれません。私は「恋は遠い日の花火ではない」というフレーズが頭に浮かんでいたのですが。[2000-03]