アメリカでは副社長はハードなポジションかも知れませんが、韓国では、そりゃもう、のほほんとしたもの。ちんたら、と言い換えてもいい。
社長の場合は、めちゃくちゃ遊んでいる人でもどこかビシッとしたところがありますが、副社長は全面的にネジが緩んでいる感じ。日本人の話し相手になってもらうのにぴったりの存在。昔の女優の話とか、精力がつく食べ物の話とか。
海外に行って来て、副社長に、「社長、こういう男性用の香水使います?」と香水を見せました。私は、「男が香水なんか使うか!」という言葉を予想していて、そうなったら自分が使おうと考えていました。が、しかし、「おお、そうや。最近は男の香水もあるそうだな」とか言って、しっかり自分のものにしてしまうのです。この副社長、たしかもう60才くらいのはずだけど?
暇な分、いろいろ変なことも知っている。うまい店に詳しい、とか。見方によっては、かなりイケテル人かもしれません。不倫の相手なんかにいいかも。
副社長に限らず、管理職は暇な人と忙しい人の両極端になってしまっているようです。
スルサンム(酒常務)という言葉があります。日本語で言えば接待要員のこと。平社員ではなく、ある程度のポジションにいる接待要員です。まあ、スルサンムは自分の役割をそれなりに果たしているわけですから、「のほほん」「ちんたら」とは違うと思いますが。
会社ではなく各種団体などでは、長も「のほほん」としている。役所の指定業者になっている会社もそういう面がある。午後3時を過ぎると、夕食のことしか頭の中にないみたい。そして、夜は元気。
でも、最近この楽しい副社長の生活にやや暗い陰がさしています。新聞によると、某製紙会社(だったか?)では、Eメールが書けない役員が部長に降格されてしまいました。
韓国人の副社長がキーボードをバシバシ打っている姿ってあまり見たくないような気がします。もっとも、最近のネット関連の会社では、社長が30代前半だったりするのが多いんですがね。
[2000-02]