韓国では身体障害者に対する表現方法にあまりピリピリしていないようです。
「つんぼ」とか「おし」とか、韓国語の授業でも教えてる。「こういう言葉は使わない方がいいです」などとはあまり言わない。「聴覚障害者という言い方もしますが、普通の会話では『つんぼ』と言います」と、こんな感じ。「めくら」「つんぼ」「おし」「びっこ」あたりは何の抵抗もないみたい。
ま、「差別用語だと思うから差別用語になるんだよ」と言ってしまえばそれまでですが。
「病身(ピョンシン)」という言葉があって、これは「カタワ」のことなんですが、親しい仲では「馬鹿じゃないの?」の馬鹿の代わりに病身を入れて使ったりする。日本で「お前、カタワか?」と言うと、かなりのモンがありますが、韓国ではそうではない。「アイゴ、ピョンシン!」なんて言ったり。
この「病身」や「ライ病」などは罵り言葉でもあって、ケンカして「死ね!」と言いたい時に「この病気にかかってしまえ!」という感じで使う。(もともとの意味はそういうことです。) 「めくら」や「つんぼ」などと違って、ドッキリする言葉ではあるようです。
韓国では街中などで身体障害者をよく見掛けます。「せむし」や「こびと」、「いざり」。いざりは大体物乞いをしています。日本ではほとんど見掛けませんね。数が少ないのでしょうか、どこかに閉じ込められているのでしょうか。
でも、いざりの人にしても乞食にしても、地面に近い、ホコリが多い空気ばかりを吸っているわけで、外で活動するのはなかなか大変だろうと思います。
差別用語のハナシ、放送局ではちょっと事情が異なります。それなりに言い換えはしているみたい。このあたりのこと、以前に論文を見たはずなのですが、内容はすっかり忘れてしまいました。
[2000-01]