韓国では、有線放送やCATVに加入することによってNHKのBS放送などが見られるようになるのですが、CATV局はNHKと契約しているわけではなくて、テキトーに受信してテキトーに再送信しているわけですね。これを2000年からお役所が見直す(つまり「NHKの再送信禁止」でしょう)とかいうハナシが去年の終わり頃に出て来て、「げーっ」と思った日本人が少なからずいたことと思います。
ところが、私のところの有線放送の場合、今月の22日にチャンナル編成が突然変わり、逆にパワーアップしてしまいました。
日本関係では、従来のNHK-BS2波の他、アニメチャンネル、ゴルフチャンネル、囲碁将棋チャンネルで、日本語の番組をそのまま流し始めました。
アニメやゴルフはまだ理解できないこともないのですが、囲碁将棋チャンネルって何。囲碁より将棋の方が放送時間が長いようで、奨励会の棋戦や初心者向けの解説番組をたらたら流している。でも、日本の将棋をする人って韓国に何人ぐらいいるんだろう。せいぜい20人ぐらい? うむむ。
もちろん、このチャンネル、韓国人の囲碁ファンのためのチャンネルでしょう。韓国では日本より囲碁が盛んで、碁が打てる人は多い。日本のプロの名前なんかもよく知ってたりとか。大学に囲碁学科というのもあるんじゃなかったでしたっけ?
参考までに、韓国にも将棋はありますが、日本の将棋とは異なるもので、見た目はほとんど中国の象棋。一般の男性の場合、子供の頃やって卒業してしまうらしい。ルールは日本の将棋並みの複雑さですが、結局のところ日本のはさみ将棋のような存在だと思えばよろしいかと。プロは、いるようないないような。昔、正月にテレビで対戦しているのをチラッと見たことがあります。韓国の新聞に囲碁の欄はありますが、将棋の欄はありません。
この囲碁将棋チャンネルでは、ドコモのCMやテレフォンショッピングも日本語で流れています。
CATV。
そう言えば、私ンとこは「麻浦有線放送」という名前だったのに、いつの間にか「麻浦CATV有線放送」になっていました。もしかして張り切っているのかも知れない。この会社にあんまり張り切ってもらいたくもないんですけど。私がここに加入した時、チャンネル編成表もくれなかったんですよ。普通、カラーで印刷した編成表なんかが準備されていると思うじゃないですか。メモ用紙にNHKとCNNのチャンネル番号を書きなぐってくれただけでした。
NHKと韓国のCATV局の関係。
NHKの主張。「勝手に再送信しないで欲しい。韓国内の視聴者はNHKに衛星受信料を払わずに視聴することになってしまう」
韓国のCATV局の主張。「見られるのが嫌なら、国外に漏れないようにすべきではないだろうか? そもそもNHKの衛星放送は日本国内の難視聴対策のために始めたものであるはずなのに、なし崩し的に独自のチャンネルにしているのがヘン。また、日本国内にもNHKの受信料支払拒否をしている人が相当数いると聞いている。国内を解決してから海外に文句をつけて欲しい。噂によれば、NHKは受信料の徴収員に老人を使い、同情を誘って受信料を支払わせるように仕向けているそうではないか。老人を尊敬する我々には到底理解できないことだ」
…って、韓国のCATV局がこんな風に主張するわけないか。但し、「国外に漏れないようにすべき」云々は韓国政府の立場として昔聞いたことがあるような気がします。
KBSは受信料徴収をどうしているかと言うと、水道料金と同時に徴収するというビックリ技を使っていました。今もそうなのかは、よくわかりません。
[2000-01]
【追記】囲碁将棋チャンネルは2月末に「お客様はこのチャンネルと契約なさっていません」という文が出て映らなくなってしまいました。[2000-03]
【追記】「私のテッコンド道場にはテレビが置いてないのに、毎月電気代と一緒にKBS受信料が引き落としされている」と新聞投書している人がいました。[2001-07]