「すいとん屋」は韓国では飲食店の一種類になっています。うどん屋、蕎麦屋、のように。
実は私、すいとん、ってあまり好きじゃない。なんかとらえどころのない感じ? コンセプトがはっきりしない?からなのでしょうか。すいとんとうどんがあったら、迷わずうどんを選ぶ。蕎麦とうどんも、うどんの勝ち。但し、茶蕎麦は別格。
ここまでを整理すると、
蕎麦<すいとん<うどん<茶蕎麦
となる。私は子供の頃、年越し蕎麦の代わりに「年越しラーメン」を食べていましたからね。今にして思えば、周囲から馬鹿にされていたのかも知れませんが。
以前、某韓国人が「杉山さん、三清洞(サムチョンドン)に行く途中に、とーってもおいしいスジェビ(すいとん)の店がありますよ」と言うので、「ほお、そうですか。店の名前は何ですか?」と聞いたら、「店の名前はわかりません」
んもう、なんのこっちゃ。こんなのばっかし。電話番号までは要求しないけど、店の名前もわかりませんじゃ話が進まないぜぇ。
すいとん専門店、の中では、仁寺洞の「ハガリスジェビ」なんか、けっこうイケてると思います。
この店、日本や韓国のガイドブックにも紹介されているようですが、なんと言うか、己の美意識を貫いているんですね。インテリア、料理を総合したメッセージがよく伝わって来ると言うか。
メニューはすいとんとパジョン(お好み焼きのようなもの)だけ。ストイックゥ!
そして、ストイックなんだけど傲慢じゃない。例えば、日本のカレー屋なんかでは、水を頼むと怒るところとかあるって言うじゃないですか。この店は追加のキムチも自主的に持って来てくれる。
すいとんの中に牡蠣が入っていました。夏場はどんな風なすいとんが出てくるのか、ちょっと気になるところです。
「ハガリスジェビ」、仁寺洞には同名の店が2軒ありますので注意して下さい。
[1999-12]