韓国に観光に来た日本人がちょっとたじろいでしまうのが、女同士で腕を組んで街を闊歩している韓国人の風景。手をつないで歩いている場合もありますね。
大学生同士のこともあるし、昼下がりなんかだと、会社のユニフォームを着た女子社員が先輩女子社員にもたれかかるようにして歩ってることもある。
男同士でもありますよ。酒のんだりした後、手をつないで2軒目の店に向かうとか。
握手して、その後ずっと手を放してくれないので日本人が困っちゃう。手を握られたままの日本人、仕方ないからうすら笑いなんか浮かべちゃったりして。
タクシーに乗ってからも「君は本当になんとかなんだなあ」なんて言いながら膝を撫でるとかね。
そうそう、思い出した。みんなで合宿に行く時、車の中で教授が「酒が要るなあ」と言うので、「私、シーバスリーガル一本持って来ました」と言ったら、「でかしたぞ!」みたいなこと言いながら私の膝を撫でて大喜びしていました。この先生、日本への留学経験もあるし、奥さんは日本人なんですが。
こういうのを見て「同性愛」とお思いになるムキがあるかと思いますが、それは明らかに間違い。韓国の濃い人間関係、ねばねばした人間関係の表われだ、程度に理解するのがいいでしょう。あるいは、単なる習慣の違いだと。
私は、腕を組んだり手を握ったりして街を歩くことに何の異論も唱えるものではありませんが、会社の中で何か上手くいかなかったり失敗したときに後輩社員が「オンニ〜、オットケ!」なんて言っているのを見るのは甘えているようで、とても嫌です。ちゃんとしろ、自立しろ、と思ってしまいます。
さあて、ここまではよくある話なのですが、本題はS(エス)についてです。
S、という言葉をご存知ない方もあるかも知れませんが、女子高などである、「疑似レズビアン」です。「S」はシスター、という言葉から来たらしい。
日本のテレビドラマ『高校教師』にもこれが出てきました。大体が、カッコ良くてボーイッシュな先輩にプレゼントやお手紙を渡したりすることになっています。『高校教師』では、もう少し先のレベル(キスなど)まで行っていましたが。
高校を卒業すると、Sも卒業。
韓国にもこのSがあるようです。
「さあ、そんな事は聞いたことがありませんけど…」と答える女性もいますが、「私、押しつけられたことがあります! 下級生に待ち伏せされてラブレターのようなものを渡されました」と言う女性もいます。私はSの研究者ではありませんので、行く先々で質問しまくっているわけではありません。従って、日本より多いとか少ないとか断定は出来ません。
韓国の高校は、男子校、女子校に分かれているのが多いことを考えると、Sが多くて然るべきでしょうが、韓国の高校生は勉強に追われていて、Sに行く余裕さえないようにも見えます。
時間がある女子高生の場合は「オッパー部隊」(割とハンサムなスポーツ選手などの追っかけをする)になってエネルギーを発散しているようだし。
結局、女子高生のことは女子高生に聞け、なのか。高校の先生もよく分からないようなこと言ってたから、私が分かるわけないですよね。
ハナシは変わりますが、韓国の女子高生が三人で歩いているのを見ると、いつも大体、松竹梅の組み合わせです。(って日本でも同じかも知れないけど。)
[1999-11]