なんだか切なくなる言葉ですね、「愛人」。
「愛人」と言えば、私としてはまず、テレサテンの歌。世の中にはテレサテンよりアグネスチャンの方が好きな人がいるようですが、とんでもないことだ。
昔、「いいアグネスチャンと悪いアグネスチャン」という遊びがあって、「じゃ、これはどっち? アグネースチャンチャン、アグネスチャン」なんてやってたものですが…。わあ、懐かしい。
私の知り合いの中にアグネスチャンとそれなりに親しい人がいて、「この遊び知ってますか?」と本人に訊いたら、アグネスチャン答えて「知ってるけどあまり好きじゃないです」だったそうです。そりゃそうでしょ。でも、もうちょっと気の利いた答え方をして貰いたかったです。
一方、テレサテンはと言うと、非のうちどころがなかった。「いい加減にしてよ、テレサテン!」なんて言われたこともなかったしね。曲にも恵まれた方じゃないでしょうか。「空港」なんかもよかったですよね。
「愛人」から連想するパート2は、数年前韓国で大ヒットしたTVドラマです。タイトル:愛人(エーイン)、主演:ファン・シネ、ユ・ドングン。このドラマの功績は、初めて人妻の不倫に内的必然性を与えたってことでしょうか? それまでの韓国のドラマは、夫の方が不倫して妻が泣かされるってパターンばっかりでしたから。「人妻の不倫の内的必然性」ってのが、日本の「岸辺のアルバム」と「金妻」のどっちに近いんだ?と聞かれると困ってしまいますが、「岸辺のアルバム」の方かなあ。レジャーとしての不倫じゃない、と見た。
この「愛人」は、視聴率好調のため放送回数が増え、ビデオも発売されました。
どうでもいいけど、ユ・ドングンの役っていつも得する役ばっかりだと思います。ラクだろうけど、役者としては成長がないのでは? 本人は自覚しているんでしょうか。
さて、韓国で「愛人(エーイン)」と言えば、「恋人」のことです。「恋人ができた」なんてのは、「愛人(エーイン)」を使う。「あいじん」に該当する言葉は「情婦」、「情夫」などです。普通は、「妾」「二号」「つばめ」などの表現方法。「いい人」とかね。
中国で「愛人(アイレン)」と言えば、配偶者のこと。私は「丈夫」(夫)、「妻子」(妻)を使ってますけど。では、中国語で「愛人」を言いたい時はどうするか。「第三者」、「外遇」などと言えば通じます。くーっ。「外で遇う」かぁ。悲しい。配偶者が家にいない時は家に連れて来てもいいと思うけど。
[1999-10]