よく「ソウルのミョンドン(明洞)は東京の銀座にあたる」とか「アックジョンドンは青山のようなところ」のような言い方ってされています。こういう言い方ってあまり好きじゃないし、限界もあると思うんですが、先日ソウルでお酒を飲んでいた時、「あ、ここは要するに新宿ゴールデン街なんだ」と思いました。
場所は、ソウルの中心部にある世宗文化会館の裏手になります。地域全体がゴールデン街になっているというわけではなく、それっぽいお店がいくつかある。
まず、お店の規模がそんなに大きくない。カウンターだけの店は見たことがありませんが、カウンターにテーブル三つとか。
店の人もおばさんとバイト一人とか、雇われお姉さんとバイトの男の子とか、そんな感じ。
あと、重要なのは会話の内容。音楽のハナシとか絵のハナシがよく似合う。もちろん、えっち関係も適宜ちりばめますけど。
客層は30代が中心だと思います。年が多くなってくると、とにかく安くてうまい店に行くか、女性がいる店に走るのが普通でしょう。
なじみの場合は、一人で来てもヘンじゃない。
ただ、ゴールデン街に比べると店のつくりがかなりおしゃれっぽいです。値段も安いもんではない。女子大生がギター持って歌っている店もありました。
そう考えてみると、この手の店は他の地域にもぽつぽつとあるとは思います。レストランなどと違って、通常は勤務先の近くか家の近くにしか行きませんから、ソウル全体のことはよくわかりません。
[1999-09]