韓国について「近くて遠い国」と表現したものを、最近立て続けに3件見かけました。
「近くて遠い国」ねえ...。
「えー、皆さんもご存知の通り、日韓関係はこれまで往々にして『近くて遠い国』などと言われてきた訳ですが、これからはこうした考えを捨て、日韓関係の発展のために両国が努力していかなけばならないと、かように思う所存でございます。(拍手)」 ありがちな文。言ってることはわかる。
でも、どうなんでしょうか。
「えー、インディアン、というとすぐ、『インディアン、嘘つかない』と言う人がいますが、私はこれは間違った認識であると思います」
「えー、インド人、と聞くと反射的に『インド人もびっくり』と言う人がいるようですが、これは改めるべきことだと思います」
正論なんだけどヘン。結局、「近くて遠い国」「インディアン嘘つかない」「インド人もびっくり」...全部手垢がついた言葉なんですね。持ち出す自由はあるんだけど、「今さら使う表現か?」とセンスを疑ってしまう。ギャクになってしまう。
最近立て続けに見かけた「近くて遠い」3件のうち、1件は「近くて遠いと言われる韓国ですが…」という言い方でした。1件では「近くて遠い国=韓国!」のように言い切っていました。
そしてもう1件は、「日本と韓国は近くて遠いと言われていますが、ホント!食べ物なんか全然違いますね」という朗らかな使われ方でした。
「韓国は近くて遠い国」という言葉は、これまでとは違う意味で使われ始めているのかもしれません。
[1999-09]