毎度恒例の職業シリーズです。
「韓国には、いいお医者さんがたくさんいますか?」
あなたのこの質問は鋭いようでいて鋭くない。お医者さんというのは、究極のところ、「いいお医者さんを専門別に一人づつ確保しておけばよい」のです。
「韓国には、おいしいお店がたくさんありますか?」の類いとは違うこと、おわかりですね?
内科の先生には恵まれた。韓国人にしてはずいぶん毛深い先生で、優等生タイプ。診察室は大学教授の研究室のようなインテリアになっていた。
風邪にかかったりすると、この先生に会えると思って、少し嬉しく思ったりもした。でも、冗談言って笑わせてあげようという気にはならなかった。この点、やや不満が残る。
この病院、どこかに引っ越してしまった。最近は、内科関係の病気は薬だけで解決している私。どうでもいいけど、カルテ返してね。
外科とつきあいなし。
韓国に歯を入れに来る日本人がいる、と聞いたことがあります。
私が知ってる歯医者は一軒だけ。先生一人と看護婦二人でずっとやってる。職人に徹してるところがいいです。
日本のフツーの歯医者さんより上手だと思います。説明もきちんとしてくれるし、一度治したところは痛くならない。
「先生、×日にお見合いをするので、その時までによろしくお願いします」
「…。韓国人とするの? 日本人とするの?」
眼科は2軒経験してるけど、特筆すべきことはナシ。
コンタクトレンズが目のウラに入ってしまい、病院に行ったのだが、「目の中にはない」由。
「でも、異物感があるんですけど…」
「目の中なんて、そんなに広くないのよ」
シャワーをしていたら、耳に水が入ってしまい、耳鼻科に行きました。
こわかったぁ。
お医者さんは、推定80歳のおばあさん。「じゃ、ちょっと診てみましょう」ということで、ふるえた手が、ヨイヨイヨイ、私の耳の穴に近づいてきました。
薬をもらったので、「これは何の薬ですか?」と訊ねたら、「知らなくてもいい」だって。
ちっ。
他の皮膚科も態度でかかったぜ。
えっと。ここにはインタビューに行きました。有名な病院です。
30代(?)の副院長はひじょーに紳士的、かつシャープな人でした。余裕があるのか何なのか。父の代から医者ってのも関係しているのか。
ここもインタビューです。
お医者さんらしくない人でした。人当たりが柔らかい。整形外科ってのは、単に優秀なだけでは駄目で、お医者さんプラスアルファがなければいけないですよね? あ、決してハンサムとかいうタイプではありませんでした。
お医者さんのハナシ、バランバランになってしまいました。
[1999-08]