韓国人が口をそろえて「うまいうまい」というカルビ屋に行きました。
う、すごい。5年に一度出会えるかどうかの味。肉がやわらか。味付けが濃すぎない。
カルビに関しては、韓国人の好みと日本人の好みの間に開きはありません。まず、韓国人が「うまい」と言うカルビ屋さんに黙ってついて行くがよろし。(ほかの料理については日韓で嗜好が違うものがあるので注意が必要です。韓国人がうまいと言う食べ物を注文して、「こりゃまいったぜ」となった経験が何回もあります。)
日本のガイドブックに載っている店に行くのは、無難な選択。しかし、所詮70点の味だと考えた方がいいでしょう。ま、日本から来た人は50点の店でも結構感動するんですけどね。
次に値段です。カルビは韓国でも高いもので、むちゃくちゃ安い店というのはありません。高い店は、安い店のせいぜい1.2倍ぐらい。だからカルビを食べる以上は、いい店に行った方がいい。(もちろん、高い店イコールうまい店ではありません。昔、高いもの即ちうまいものだと思っている日本人がいて、みんなからえらくバカにされていた。)
日本のテレビはワンパターンで、韓国料理といえば、すぐカルビ。しかし、肉をたらふく食いたいからと言って、カルビばかり食べるのはお利口な方法ではありません。これだと飽きちゃう。
例えば3人で行ったなら、まず1回戦はロース2人前。これを塩で食べる。2回戦で味付きカルビ2人前。必要に応じてカルビを追加。締めは冷麺。冷麺単独で食べる時はビビン冷麺もなかなかいいですが、肉の後はやっぱり水冷麺。ミニサイズがあればこれを注文したいところですが、こういうメニュー揃えをしている所はないでしょうね。
店に着くなり「さ、カルビだ、カルビだ」と言って、「おばさん、最初にカルビ。それからロース」と注文した日本人がいました。そして、おばさんにしっかり怒られていました。先に味付きカルビを食べたらロースがおいしくなくなる、という話。味の薄いものから濃いものへ、という法則ですね。
もっとも、ウェイトレスのおねえさんがいい加減な店もあって、「先にロースを持ってきてね」と言ったのに平気でカルビから持ってくるところもある。
韓国人は料理作るのは上手なんだけど、どうもサービス関係が弱い。あとメニュー開発もイマイチかな。もったいないことだ。
[1999-05]