文化生活
文化・芸術家
- 韓国には8,258個の国家・市道指定文化財があり、このうち15.7%が宝物である。
- 海外にある韓国文化財(68,520点)のうち45.6%は日本にある。
- 1998年6月現在、韓国の重要無形文化財(人間文化財)として指定されている人達(181人)の平均年齢は69.5才である。
→よくKBSのドキュメンタリーなどのネタになります。ジャンルとしては、工芸技術(53人)、音楽(43人)など。
- 韓国には222の博物館があり、このうち64はソウルにある。また、39の美術館と283の展示室、434の画廊がある。
- 文人の文学活動による月平均所得は16万9千ウォン〜18万5千ウォンである。専業作家のうち年間文学活動収入が200万ウォン以下の人は39%である。
→最初、月収160万ウォンかと思いました。月収1万5千円でどうやって生活するのでしょうか。「月収700万ウォンも夢ではない」と言うコピーライターとの違いが大きいです。
- 韓国の芸能人のうち79.9%はキャスティングに関連した提議を断る場合、役がもらえないと考えている。キャスティングに関連、金銭的要求や提議を受けた芸能人は28.6%、賛助出演や寄付を要求された人は24.7%、出演を約束に性的要求や提議を受けた芸能人も12.9%だという。
→真っ先に思い浮かぶのが、今年あったSBS芸能人団体との紛争です。SBSが「体を提供して仕事をとっている芸能人がいる」と報道し、芸能人たちのSBS出演拒否騒動まで持ち上がりました。
韓国では、芸能人が政財界人に呼び出されて酒の席に出ていくことも多いようです。芸能人の社会での位置づけが日本と若干異なっていると思われます。
- 芸能人の38.5%が整形手術を受けたと答えた。芸能人の平均整形手術回数は1.42回であり、最も多い手術部位は目(57%)、次いでしわ取り(30%)である。
→最近話題になっているのは、しわ取り注射です。
余暇活動
- 韓国人の80.2%は各種集団(団体)に所属しており、一人当たり平均加入集団数は1.86である。最も多い集団は頼母子講のような親睦団体(60%)である。以下、同窓会(42.1%)、宗教団体(20.9%)、宗親会(17.4%)の順である。
→「宗親会」とは同姓同本(ルーツが同じ)人の集まり。ソウルの街を歩いていると「○○宗親会」という看板がよく目につきます。
- 韓国人の余暇時間に最も多くすることはテレビ視聴である。次いで、一般成人と事務職男性は読書、事務職女性は睡眠、児童は友達との遊び、青少年は音楽鑑賞をする。
- 韓国の成人は年間9.7冊の本を読む。日本の成人の場合は年間19.2冊の本を読み、読書量は韓国の2倍である。
→「日本人は本を読む」は韓国では有名な話。地下鉄の中で本を読む日本人の姿がよくテレビにも出てきます。私の実感では2倍以上の開きです。
- 韓国人が主に読む本のうち、34.4%は文化・芸術関連の書籍である。17.4%は生活・健康、16.5%は人文・社会図書である。
- 韓国で発行される漫画の量は毎年伸びている。1998年に発行された漫画は8,122種であり、前年度に比べ29%増加した。発行部数も1998年には3,302万5千部で、39.9%増加した。
→ウチの近くの貸本屋にある漫画の半分近くは日本の漫画(翻訳版)です。
- 韓国人の21%は1年に一回以上(1998年)野球を観覧したことがあり、サッカー(9.1%)、バスケット(7.6%)、バレーボール(3.5%)、相撲(1.5%)を観覧しに出掛けた。
→見るスポーツの王様は野球です。サッカーは、国際試合は注目を集めるものの、普段のプロリーグは観客動員が出来ません。
- 韓国人の34.4%は最も好きなスポーツとしてサッカーを挙げた。以下、野球(33.9%)、バスケットボール(23.5%)、バレーボール(4.0%)の順である。
- 韓国人が1998年1年間にしたスポーツは、ボウリングが32.8%で最も多い。ビリヤードは29.7%、バドミントン23.7%、ジョギング23.6%、水泳は22.6%である。以下、足球・フットベースボール15.9%、バスケットボール14.8%、サッカー14.3%、卓球12.9%、ヘルス・ボディビルディング9.7%、バレーボール8.9%、野球7.8%、テニス7.7%、スキー6.2%などの順である。
→「足球」はバレーボールと足を使ってするテニスのようなもの。(ネットの高さもテニスぐらい)。ビリヤード、バドミントン、山歩きなどは日本より盛んなようです。
観光
- 韓国人が最も行きたいと思う海外旅行地はオーストラリア(20%)である。以下、スイス(12.6%)、フランス(10.5%)、アメリカ(10%)の順。
- 韓国人が海外旅行で行く目的地のうち最も多いのは日本(26.8%)である。次いで、15.8%が中国、13.9%がアメリカ、5.4%がタイに行く。
→ソウルの地下鉄の車内や駅で「トットリ」や「アオモリ」などの広告を見掛けます。日本の各都道府県が韓国人客誘致に頑張っている模様です。
- 1986年に45万人であった韓国人の海外旅行者数は毎年増加を続けたが、1996年の465万人、1997年の454万人の後、1998年には32.5%減少し307万人になった。
→日本が不況になった時、日本の地方の観光地は韓国人観光客のお陰で助かったところもあるようです。しかし、その韓国人観光客もIMFでガタッと減少。
- 韓国人が海外旅行で使う一人当たりの消費額は1,488ドルである。韓国に来る外来観光客の一人当たり消費額は1,312ドルである(1997年)。
→「韓国人は海外でお金を湯水のように使う」とよく言われているし、私もそう思っているのですが、最近は若い人たちも海外に出るようになったので、平均使用額が下がっているかもしれません。
- 韓国に来る外国人観光客の58%はワールドカップ期間中韓国にまた来ると答えた。42%は日本に行くと答えた。これは、韓国が日本より物価が安く、ワールドカップ観覧費用が少なくて済むからである。
→この理由づけは正しいのでしょうか?
ちょっと関係ない話しですが、88年のソウルオリンピックの時に、「韓国でオリンピックを観て日本でショッピングしよう!」と欧米向けにキャンペーンしていた日本の業者があったらしくて、韓国人がびっくりしていました。「日本人の商魂はたくましすぎる!」 便乗商法ですよね。日本人は、頭がいいんだか、えげつないんだか…。
- 韓国人は夏休みの国内旅行の目的地として47.3%が江原道(雪岳山、東海岸)を好む。12.4%は済州島、11.9%は全羅南道、11.1%は慶尚南道・釜山を好む。
→そうなんです。この「江原道好き」が韓国人の感覚だと思います。
ちなみに、韓国には日本の軽井沢に匹敵する特定の避暑地はありません。
- 韓国人は夏休みの旅行時期として31.5%が8月初めを好む。27.4%は7月末である。
→韓国人の夏休みは日本より早いです。日本のお盆休みのように一時期に集中しているわけではありません。会社、人によってまちまち。
- 1998年には、4,250,216人の外来観光客が韓国に来た。これは前年比17.5%の増加であり、46%が日本人、9.5%はアメリカ人、7.4%は海外僑胞(在外韓国人)であった。
- 駐韓外国人が友人や親戚に最も推薦したいと思う韓国のショッピングスポットは梨泰院(79.2%)である。以下、南大門市場(75.0%)、東大門市場(69.4%)、仁寺洞(43.8%)の順である。
→以前は日本人観光客のほとんどが梨泰院に行ったと思いますが、今は少なくなっていると思います。欧米人には相変わらず梨泰院が買い物のメッカでしょう。
テレビ・ラジオ
- 韓国人は一日平均3時間8分テレビを見る。女性は男性より視聴時間が19分間長い。
- 韓国人はテレビ番組のうちニュース(52.8%)を最も好む。以下、恋愛・ホームドラマ(50.8%)、サッカー中継(47.8%)、お笑い番組(39.6%)の順である。
→これは男女別のデータがありませんが、男性=ニュース、女性=ドラマだと思います。
- 韓国人の62.5%はテレビの非道徳的な内容により不快感を覚えると答えた。アメリカ人の44%はテレビ番組の暴力シーンに最も嫌悪感を覚えると答えた。
- ケーブルテレビのアニメ専門チャンネルで放映されているアニメのうち、46.9%は日本のアニメである。次いで、30.4%は韓国、8.5%はアメリカ、5.8%はヨーロッパのものである。
- 韓国人は平日、一日平均1時間32分ラジオを聴く。土曜日は1時間5分、日曜日は52分である。
- 韓国の放送局のプロデューサーのうち、59.1%は韓国の放送は外国の番組の模倣が深刻であると思っている。全く深刻でない思う者は3.2%である。盗作の原因としては、53.2%が視聴率競争の激しさを指摘している。15.1%は制作者の資質不足を挙げている。
→数年前ですが、「マル」という雑誌が韓国のテレビ番組の盗作の実態を書いた論文を掲載する予定だったのに、論文の内容があまりにも恐ろしい内容だった(盗作番組のパーセンテージが高かった)ため、掲載がボツになってしまった、という話しがありました。
- 韓国の放送局のプロデューサーの61.8%は外国の番組の盗作が最もひどいジャンルとして娯楽・クイズ番組を挙げた。19.9%は歌謡と歌番組を挙げた。
→クイズ番組で、「あ、いいアイデア」と思うと、それは日本のを真似したものです。韓国オリジナルのもの、例えばKBSの「家族娯楽館」などは、どうしようもなくダサイです。
新聞・雑誌
- 韓国人は一日に平均41分新聞を見る(平日)。土曜日は35分、日曜は28分。
- 韓国人は新聞の内容のうち社会面に最も関心を持っている(51.5%)。以下、経済(45.5%)、政治(42.8%)、スポーツ(42.8%)、芸能(40.0%)の順である。
→結局どれも同じぐらいということです。
- 韓国人は新聞への不満として、23.9%が偏った報道を指摘する。17.3%は必要な情報が不足、14.6%は深みがある内容が少ないと指摘している。
- 韓国は人口千名当たり394部の日刊新聞が発行されている(1996年)。日本は576部(1993年)、アメリカは218部(1993年)である。
- 1998年の一年間に、270件のニセ言論(人)が取り締まられ、197人が逮捕された。ニセ言論(人)取り締まりは広告強要、金品詐取、購読強要など言論の名を悪用し行われる犯罪行為を取り締まることだと政府は説明している。
→この背景には、取材される側が記者にお金を払うという韓国の慣習があると思います。
映画・演劇・ビデオ
- 韓国人は一年間に平均0.9本の映画を見る(1996年)。外国の場合、アイスランド人4.5本、アメリカ・オーストラリア人3.9本、日本1.1本である。
- 韓国人が最も好む映画はアクション物(62.3%)である。次いで、男性はSF(10.2%)、恋愛(7.7%)映画、女性は恋愛(28.3%)、家族物(12.8%)である。
→アクション物とは、要するにお金がかかるやつですね。
- 1998年韓国では、韓国映画43本と外国映画244本が上映された。
- 韓国映画の一本当たりの制作費は13〜15億ウォン(1999年上半期)である。アメリカ映画は2千〜4千万ドル(240億ウォン〜480億ウォン)、日本映画は3億〜4億円である。
→日本でも話題になるような映画はいいのですが、韓国映画の中には情けないほど低予算のものがあります。TVで放映されたりする。
- 韓国人の95%は1年に1回以上ビデオを見る。一年間に平均13本を見る。
音楽・美術 他
- 韓国人が最もよく聴く国内音楽はバラードとポップスである(55.6%)。以下、トロット(33.8%)、ダンスミュージック(23.5%)、器楽曲(15%)。海外の音楽もやはりバラード・ポップスが最も好まれている。
→韓国の喫茶店などでは、フレンチポップス(例:ジルベール・ベコー)を耳にすることが結構多いです。また、歌曲というジャンルがあり、カラオケでも歌われます。(例:「麦畑」)
- 韓国人が最も好きな「懐かしのポップス」はイーグルスが歌った「ホテル・カリフォルニア」である。以下、
- 「ホエン・アイ・ドリーム」(キャロル・キッド)、
- 「スティル・ガット・ザ・ブルース」(ゲイリー・ムーア)、
- 「アダージョ」(ニュー・トロルス)、
- 「アーリー・イン・ザ・モーニング」(クリフ・リチャード)、
- 「レット・イット・ビー」(ビートルズ)、
- 「イエスタディ・ワンス・モア」(カーペンターズ)、
- 「ヘイ・ジュード」(ビートルズ)、
- 「ホリデイ」(ビー・ジーズ)、
- 「スタンド・バイ・ユア・マン」(タミー・ウィネット)
の順である。
→韓国人のおじさんおばさんの前で何を歌えばよいか、わかりましたね。よく練習しておくように。
- 韓国人の91.8%は太極旗が国旗としてふさわしいと考えている。韓国人の42.2%は太極旗が正しく描けると答えた。
- 韓国人の87.9%は愛国歌が国歌としてふさわしいと考えている。愛国歌が4番まで一人で歌えるのは29.9%であり、5.1%は1番もよく知らない。
→韓国に帰化する時の試験問題に「韓国の国歌の歌詞を書け」というのが出るそうです。必要な人は勉強しておきましょう。
- 韓国人の50%は漢字を公文書や道路標識に併記することに賛成している。反対は48%である。