プロのサーファー(インターネットのネットサーフィンをして、各サイトを評論したりする人)って成立しうる仕事なんでしょうか?
私の趣味の一つが将棋なので、将棋を例に挙げてハナシをしてみます
将棋の世界では、いま(1999年6月)ホットな話題は、例えば「横歩取りの8五飛は有効なのか?」とか「中原の5一金の是非について」などだと思います。このテーマである程度の内容のことが書いてあったら、そのサイトは相当に評価しなければならないと思います。はっきり言って、サイトのミテクレとか更新頻度は重要ではないし、将棋の一般的な情報(タイトル戦の日程など)を提供しているかもさほど重要ではない。将棋の世界では、近年序盤戦の研究がとてつもなく進んでいることと、「戦術には流行がある」ということをまず踏まえておかなければなりません。
うーん。将棋を知らない人にはチンプンカンプンかも知れません。
ガーデニングのハナシにしてみましょうか? 例えば、ガーデニングの世界でとても人気がある植物があったとして、この植物を育てるのに至極便利な肥料が発見された。でもこの肥料で植物が枯れたという報告も相次いでいる。この場合、この肥料について様々なレポートをしているサイトは相応の評価を受けて然るべきでしょう。
しかし、私はこのガーデニングサイトをそれなりに評価できるでしょうか? できないですね。私はガーデニングについて全然知らない。また、何がホットな話題なのかも知らない。
将棋の隣りのジャンルについてもそうです。
将棋というのは、おそらく「ボードゲーム」に分類されるでしょうが、ボードゲームの中の囲碁、連珠の世界がどうなってるのか、私は知らないし、興味も(ほとんど)ない。
もし、囲碁や連珠のWEBサイトを評価せよ、と言われたら私はどうするか。
とりあえず、そのジャンルについて勉強すると思います。でも、概略把握するのに、3ヶ月〜1年はかかるでしょう。(「把握」と言うのは、例えば前出「横歩取りの8五飛は有効なのか?」レベルのテーマについて人と5分くらい話しが展開できるくらいになること)
あー、でも3ヶ月以上の勉強なんて現実的に無理。結局、WEBサイトのミテクレや「なんかよくわかんないけど情報を網羅してるっぽいぞ」程度で評価することになると思います。
ということで、私の言いたいことは大体お分かりだと思います。「一人の人間が何十ものジャンルをカバーするのは難しいんだよ」ということ。すっごい博識の人(ときどきいる)は別ですが。
なぜこんなことを長々と書いたかと言うと、最近某ディレクトリ型検索エンジンで粗悪リンクページを見てびっくりしたからです。リンクのコメントも、全然わかってない人の書き方でした。
[1999-06]