前日解散する時に、明日の朝食はどうするか、という話になりました。
「ガイドさんが、2階でバイキングをやってると言ってたよ」というので、フロントに電話して確認してみます。時間は朝7時から10時まで。料金は19,000ウォンとのこと。
私「朝ご飯で1,900円って、異常に高くないですか? 1,900円のモトをとろうと思ったら大変ですよ」
一同「そりゃそうだ」 東京のホテルでは、朝のバイキングは2,500円近くするかもしれませんが、カルビ屋で飲み食いして3,000円という経験をした私たちには、1,900円の朝食代は馬鹿馬鹿しく高いものに感じられます。
「朝ご飯は近くのパン屋でサンドイッチとか適当に食べればいいんじゃないすか?」
(ちなみに、このホテルは江北地域にあるのですが、江南・教大駅近くには、朝7時から10時まで3,000ウォンでサンドイッチ食べ放題(コーヒー付き)というパン屋があります。)
前日、こんな打ち合わせ結果になっていたのですが、ホテルに行く前に近くの店を見てみると、日曜日ということもあってか、大体閉まっている。結局、日本から持って来たドーナツのようなもので朝食は簡単に済ませたのでした。
時間が早く空いている所もないので、とりあえず東大門市場に行ってみることにしました。しかし、これは失敗。この時間(午前9時すぎ)、開いている店はあるものの、街が完全に死んでいる時間でした。まあ、前日に南大門市場に行ったというし、静かな市場を見るのもまたよし、としましょうか。
この後は、地下鉄で鍾路三街まで戻り、歩いて仁寺洞に向かいます。途中、タプコル公園(パゴダ公園)があったので、入ってみました。普通の人なら「昔、独立宣言書が読まれたところ」と紹介するところでしょうが、私は「老人がたくさん集まる公園だ」と紹介しました。
この公園、市内中心部にあるということもあり、私は数十回は入ったことがありますが、いやあ、この日の公園の不気味さにはびっくり!
互いに話をするわけでもなく、ただ、魂を抜き取られたようにぼーっとしているだけ。中には移動している人もいるのですが、その動きが極めて緩慢です。「やだ。何これ!」 同行の日本人もみなショックを受けたのでした。
日本だと、老人が集まるところとして、病院の待合室があるのでしょうけど、そこでは、知らない人にも話し掛けたり、あるいは隣りに座っている人の挙動に関心を持ったりするじゃないですか。ここは、そうではなかった。
これまでパゴダ公園に集まる老人に対して私が持っていたイメージは「将棋や囲碁をしたりで、貧しくとも和気あいあい」というものだったのですが、この日は11月という季節と10時ごろという時間帯のため、異様な光景に出くわしてしまったようです。
さて、次は、50代の人たちにはオススメの仁寺洞。薬箪笥や韓紙、現代風にアレンジされたチョゴリなど、楽しめるものが並んでいます。路上には飴売りのおじさんもいましたが、音楽をかけて踊っていてくれなかったのが残念。仁寺洞祭りのような時でないと踊らないのかな。
昼食は仁寺洞の定食屋で@1万ウォンの韓定食&ビール。一人1万ウォンの韓定食は随分お値打ち感があります。テーブルの上に載りきらないほどの料理を前にして、「朝、バイキングを食べなくてよかったわね〜」との結論。もっとも、朝バイキングにしていたら、昼食はもう少し遅い時間に、うどんと天婦羅ぐらいにするんでしょうけどね。
この店、入口の所で大根を洗っていたり、レジの近くに葱がわんさかあったりで、なかなか雰囲気を醸し出していました。
それにつけても、前日の「親指で値札を押さえる話」や「タクシーでパニックの話」は忘れ去られてしまって、食事中の話題はひたすら「不気味な公園」で終始したのでした。
[2000-11]