このところあちこちで地域祭りというものが開かれています。ソウルの冠岳山で開かれた祭りに行ったところ、結局「食べて遊ぼう」という自治団体長の広報型イベントでした。
▲この冠岳山つつじ祭りの場合、内容的には「ミスつつじ選抜大会」と「市民のど自慢大会」しかなくて、あとは携帯用コンロで調理したもので「飲ませて食わせて」、そして区長がやってきて「このイベントをするにあたって、環境保護には気を使いましたよ〜」と言っていたとのこと。
韓国の場合、もともと地方や地域のお祭りという概念がなかったのだと思います。だから「なんとか祭り」というものは不正行為がはびこったり、システムが滅茶苦茶だったり、名前だけは「祭り」なんだけど誰かに適当に利用されたりしている。
でも、そうは言いながらも、皆がイベント開催でそこそこハッピーになっている現実があるからこの種の事がなくならないんでしょうね。
ソウルの漢江(ハンガン)の川べりに巨大なコンクリート壁の屏風が造られています。建設会社が漢江展望権でお金を稼ぐため高層アパートを横に広く建てているからです。
▲漢江が見えるかどうかでアパートの値段が1億ウォン(1千万円)違うとのこと。アパートを川沿いに屏風のように建てるため、今は遊覧船から南山がろくに見えません。
それにしても「屏風」とは的確な表現です。まあ、それだけ漢江がいい川なんですよね。大阪の淀川や東京の隅田川とは格が違うと思います。(隅田川には隅田川の味があるのでしょうけど…)
代を継いで製菓製パン部分で名匠の道を行く父子がいます。技能者は優遇されるとはいうものの、いざとなると親は子供に大学進学を勧めるという現実の中、素敵なお父さんと息子さんです。
▲お父さんは韓国に40人しかいない製菓製パン技能士資格所有者、息子は22才で父親からマンツーマンの指導を受けている。
韓国の場合、お父さんが何かの職人だと、金銭的事情さえ許せばすぐ子供に高等教育を受けさせたがる。こういう風潮の中、この親子はエライ!ということを言っているわけですね、このニュースは。
お父さんが顔をほころばせて、「息子はいいよぉ。他人だったら他所にスカウトされて逃げられる可能性があるけど、息子だからその心配がない。投資する価値がある」と言っていたのが印象的でした。