仁寺洞は早くから伝統文化と芸術の通りとして知られたところである。
統一新羅時代から朝鮮時代に至るまで時空を超えた古美術品が生き生きと息づいており、韓国の芸術や文化に関心のある多くの内外国人が訪れるところである。
古書画、陶磁器、骨董品、装身具、古家具、土器、木器、螺鈿漆器、韓紙など専門店のドアを開けると過去へとタイム・スリップしたような世界に出会える。
古代から現代まで、美術館、画廊、伝統茶店など100店の店舗が両側に密集している仁寺洞を歩いていると韓国の文化が満喫できる。
毎週日曜日の午前10時から午後10時までは車の出入りも統制され、歩行者天国となる。またこの日は伝統文化市場が開かれる日でもあり、民俗芸術公演など様々なイベントが繰り広げられる。
→ 仁寺洞っていいですよね。このサイトでも、もう何回か出てきました。(とりとめのない話やすいとん屋など。)
仁寺洞は二重構造を持っていると思います。表通りに面したところには、骨董品屋や表具屋。そして路地を入ったところには、料亭や飯屋。
骨董品屋や家具屋で店の主人とする会話。商品知識がなくても楽しい。あればもっと楽しい。ただ、値段はけっこうイイ線行ってます。ブローチのようなちっこいアクセサリーも、リヤカーで売ってるものの10倍ぐらいの値段? 家具なんか、本当に見るだけ。食器類も高い。「ウチでお出ししてるのは大量生産品じゃないですから」なんて風。
裏通りでは、座敷で天婦羅を食べたり、韓定食を食べたりします。昼下がりに行って、ちょっと寝そべったりするのが好き。
料亭でお酌をしてくれる女性をつけてもらう場合もあります。チマチョゴリには慣れていない、「私ってアルバイトなんで〜す」みたいな人が来るんですけどね。ま、この素人っぽさも良しとしましょうか。
仁寺洞の店のオーナーって、ちょっと変わった人が多いと思います。プライベートな時のファッションなどにも自己主張が感じられる。懐が深い。こういうのが仁寺洞の空気を醸し出しているのでしょうか。

▲ 写真撮影2001.09.
二重構造のもう一つの意味。近年、この仁寺洞がとみにオシャレになりつつあります。昔ながらの店もあるのですが、伝統を踏まえた上で、新しさを入れているところが多い。日本で「ニュー着物」とかあったじゃないですか。わかりやすく言うとそんな感じ。店のインテリアもそうだし、陳列されている商品もそう。知り合いの日本人が「ちょっと淋しい感じがする。でも、昔の文化だけにこだわってたら駄目なんだろうし…」と言っていました。
Insa−dong.
大人と観光客だけの街ではありません。鍾路に近いこともあって、若い人も大勢歩いています。