犬鍋の韓国漫談というブログの韓国語の肉というページに書かれていたことがちょっと気になりました。
ソコギはときに「スェコギ」とも言われます。
という文です。
ソコギ(牛肉)は1989年から「소고기 - ソコギ」と書いても「쇠고기 - ソェコギ」と書いてもOKになりましたが、読む場合はソコギと読みます。まあ、「ソェコギ」と読む人もいるかもしれませんが、韓国語教室的には「ソコギ」と読んで下さい。
ちなみに、살 - サルと고기 - コギのことですが、「肉は韓国語ではサルと言う」のが大原則で、次に「但し、食材料という意味での肉の時にコギを多く使う」という原則が来て、次に細則で「泳いでいる魚はムルコギ、コギと言う」という整理がいいと思います。
池を覗き込んで「うわぁ、魚が沢山!」と言うような場合は、「고기 많다! - コギ、マーンタ!」でOK(わざわざ「ムルコギ」と言う必要はない)です。
スンドゥブ屋のメニューに「いろいろ入ったミックススンドゥブ」というメニューがあったとしましょう。あなたは肉関係(牛豚鶏)があまり好きではないので、お店のおばさんに確認します。「これ、肉が入ってますか?」
さあ、この「肉」はどう言えば良いのでしょうか。「コギ」を使うと駄目です。韓国人のおばちゃんの頭の中では「牛肉も白身魚もコギ」になっているので、白身魚が入っていれば「入ってるわよ」という答えになってしまいます。
正しい質問の仕方は「これ、육고기 - ユッコギ(肉コギ)が入っていますか?」です。ユッコギと言うことで、明確に魚と区別します。
「ウドゥン(牛臀)にしようよ。脂身が少なくて肉の部分が多いから」
さあ、この「肉の部分」はどう言えばいいのでしょうか。「コギ」と言うのは変ですね。脂身の部分までも「コギ」なのですから。
正しい言い方は「살코기 - サルコギ」(またはサル)です。このように言うことで、明確に「脂身」や「骨」と区別します。
このページのタイトルを「サル(肉)とコギ(肉)」とつけましたが、思うに、「サル」という言葉はとりあえず「肉」ではなく「身」と訳すべき言葉なのかもしれません。多分、韓国人の頭の中では、「コギ」の対立語は「ヤチェ(野菜)」であり、「サル」の対立語は「ピョ(骨)」になっています。
[2009-08]