韓国人女性と結婚した日本人男性。
時々自宅に電話をして、どこからか連絡があったかどうか聞きます。当時は今ほど携帯電話が普及していませんでした。
その時の韓国語会話を日本語に訳すと以下の感じです。妻の発言部分は推測です。
韓妻「もしもし」
日夫「あ、オレだけど。電話来たの、ある?」
韓妻「××時頃、○○さんから電話が来たわよ」
日夫「何だって?」
韓妻「今夜また電話するって」
日夫「他のものはない?」
韓妻「ない」
日夫「そう。わかった」
(ガチャ)
ってな具合です。会話の流れは問題ないですよね。
問題なのは、ここで日夫が「何だって?」を言うのに「ムォラゴヨ?」と言っていたことです。
뭐라고요?
確かに「ムォラゴヨ?」は「何だって?」ですが、ここで使うのは間違いです。
「ムォラゴヨ?」はどういう時に使うのか? それは「相手の言った言葉をもう一度聞きたい時」です。
店員「お客様、それは商品じゃありませんけど」
爺様「ムォラゴヨ?(何だって?)」
店員「それは販売する物ではございませんが」
こんな風に使ってる。部下の話をうわの空で聞いていた上司なんかがこの「何だって?」をよく使っています。(ムォラゴ?とパンマルで。)まあ、上司部下に限らず、友人、家族の間でもばりばり使うわけですが。
また、喧嘩していて「何だって!? もう一度言ってみろ!」の時にも使います。
ここで注意すべき点があります。それは、この表現はあまり親しくない人には使わない方がいいということです。特に外国人の場合、相手の言ったことが分からない場合が往々にしてありますが、この時に「ムォラゴヨ?」と問うのは望ましくない。「ネエ?」などと聞き返すべきです。ほら、英語でもそうですよね。相手の言うことが分からない時や聞き取れなかった時、普通は"What?"とは言わずに"Excuse me?"とか"Pardon?"と聞きますよね?
「ムォラゴヨ?」の使い途は以上のようであるので、冒頭の夫婦のやりとりはこういうことになってしまいます。
韓妻「もしもし」
日夫「あ、オレだけど。電話来たの、ある?」
韓妻「××時頃、○○さんから電話が来たわよ」
日夫「ムォラゴヨ?」
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で、この後の展開は妻が同じ内容を繰り返すので、例えば次のようになる。
日夫「ムォラゴヨ?」
韓妻「○○さんから電話が来たんだってば。私もびっくりよ」
日夫「マジかよ…」
では、日夫は「ムォラゴヨ?」ではなくどのように言うべきなのでしょうか。
それは「伝聞の内容を問う<何だって> − ムォレヨ?」です。(パンマルは「ムォレ?」)」
これは「なんと言う?(ムォラゴ ヘヨ?)」から生じたものです。
뭐래요? <-- 뭐라고 해요?
これを使わなくちゃいけない。
韓妻「チョナ ワッソンヌンデヨ(전화 왔었는데요)」
日夫「ムォレヨ?(뭐래요?)」
韓妻「チョニョゲ タシ チョナハゲッテヨ(저녁에 다시 전화하겠대요)」
このようなやりとりになる。ああ、文末が揃ってなんて美しいのでしょう。
この文型パターンは語学堂の5、6ヶ月めあたりで勉強した記憶があります。文が自由に組み立てられるようになる頃、なのかな。(ぺらぺら話せる頃ってことではありません。)
なお、伝聞の内容を問う「何だって?」は回想法を使って「ムォラゴ ハプティカ?」というのもあります。個人的にはこっちの方が好きなんですわ。
뭐라고 합디까?
[2005-03]